2023年5月25日木曜日

一緒じゃねえよ

 よくある勘違いに

「スマホ首=ストレートネック」

というものがあります。

どうかすると、治療院の看板を掲げているHPにすら「ストレートネック(別名スマホ首)」などど書いてあります。逆かもしれないけど、どっちでもいいや。

同じとか一緒とかの前に、これ概念が違いますからね。

ストレートネック=本来ある頸椎の前弯(緩やかな前カーブ)が減少した状態

スマホ首=スマートフォンを使いすぎたユーザーで、首などの症状を訴えているケースをまとめた俗称

「リンゴとミカンは丸いから一緒」とか言ってるのと同じです。

厳密なことを言うと、スマホ首の原因にストレートネックは含まれるし、ストレートネックの方がスマホ首になるケースもありますが、絶対ではありません。

名称違いだけなら別に良いのですが、これらを改善したい場合に、この違いが分かっていないと困ります。ストレートネックでない方にストレートネック対策の施術やセルフケアを施しても、無駄になるケースもあるからです。少なくともパフォーマンスは落ちるし、それ以外にすべきことが沢山あります。

何でも一緒くたに考える治療院ということなんでしょう。一般の方が勘違いするのはいいですが、プロが勘違いしちゃ失格ですよ。

皆さんは、プロの文章に「ストレートネック=スマホ首」と書いてあったら「ああ、分かってないんだな」と思ってくださいね。


大田区大森の首専門施術院です。

病院や他の治療で改善されなかった痛み・不調を専門に扱っています。

ストレートネック、スマホ首、頸椎ヘルニア、手のしびれ、目まい、ねこぜ、その他の首や肩に関わる不調を根本から改善していきたい人にピッタリです。

即効性やリラクゼーションを求める方はご遠慮ください。

詳しくはHPにて。

https://www.sakura-omori.com

2023年5月18日木曜日

根本改善なんかしてる場合じゃない(旧ブログ再掲)

僕は「痛みや症状の根本改善」を目的として日々施術を続けているわけですが、お問い合わせをいただく中には、もちろん「根本改善に向かない人」もいらっしゃいます。

リラクゼーションを求めている、1回での結果を求めている、興味本位のみ、など様々な理由がありますが、そういった「明らかなミスマッチ」を差し引いても、まだ「この人は根本改善は難しいな…。」というケースもままあります。

例えば、

痛みが強く、悩みも深く、「とにかく、何とかしたい」と思っている。

だけど「とにかく時間がない」。

忙しすぎて、寝る時間もない。

身体を休める時間もない。

施術に来る時間すらも、なかなか作れない。

代わりにセルフケアをご指導しても、それをする時間もない。

横になったら寝てしまう。

このような方は、いくらお悩みが深くても、残念ながら根本改善には向いていません。

お身体の環境を整える前に、表面的な問題が強すぎて、疲労による痛みや症状がまず第一に来てしまうからです。

厳しい言い方になりますが、「No Pain,No Gain(痛み無くして対価無し)」です。何かを犠牲にしなければ何かを得ることはできません。最低限の時間も裂けない生活を続けている限り、根本改善が成功する確率は限りなく低いでしょう。

では、このような状態の方はどうしたらいいのか?

答えは「その場をしのぎつつ環境を整える」です。

このような方のために、リラクゼーションや「その時ラクになる施術」が存在しています。受けられる時にそれらの施術を受けて、最低限の状態を維持する。その間に、仕事や生活環境を少しずつ整えて、落ち着いて自分のカラダと向き合える時間を確保していくことをおすすめします。

ここまで読んで「ワタシのことだな」と思った人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。


大田区大森の首専門施術院です。

病院や他の治療で改善されなかった痛み・不調を専門に扱っています。

ストレートネック、スマホ首、頸椎ヘルニア、手のしびれ、目まい、ねこぜ、その他の首や肩に関わる不調を根本から改善していきたい人にピッタリです。

即効性やリラクゼーションを求める方はご遠慮ください。

詳しくはHPにて。

https://www.sakura-omori.com

2023年5月11日木曜日

首が痛くなった時に何よりも先にすべきこと

 首が痛くなった時、それがどういう種類の痛みであっても、原因が何であっても、急性であっても慢性であっても、どなたでも必ずすべきことがあります。

それは「いい姿勢をやめる」です。

これは過去にも何度も何度も言い続けてきたことですが、首の痛み、特に慢性的な痛みに悩んでいる方は、首の痛みを姿勢の悪さと結びつけて考える方が多いです。そのこと自体は概ね当たっているケースがほとんどですが、ここから誤りやすいのは、その解決方法を「いい姿勢をとる」にしてしまうことなのです。

この「いい姿勢」に対する問題点は2つあります。1つは、自分が思っている「いい姿勢」が、果たして本当にいい姿勢なのかということ。元が悪い姿勢だとしたら、いい姿勢が分かっているとはとても思えません。もう1つは、その「いい姿勢」をわざとするということは、自分の意志で筋肉を緊張させて姿勢を保持しているということです。この場合、この「いい姿勢」によって生まれるのは、改善ではなく「筋疲労」です。なので、改善には役立たないし、下手をするとかえって痛みを増す可能性すらあります。

急性の場合も、無理にいい姿勢をとるより、極力楽な姿勢、痛みのない姿勢をまずはとりましょう。場合によっては首の人工的な安定をはかるために、固定(頸椎カラーなど)が一時的に必要な場合もありますが、自分の力で「いい姿勢」をとる必要性は一切ありません。

まずは「いい姿勢」をやめましょう。そして、改めて解決方法を探っていくようにしましょうね。


大田区大森の首専門施術院です。

病院や他の治療で改善されなかった痛み・不調を専門に扱っています。

ストレートネック、スマホ首、頸椎ヘルニア、手のしびれ、目まい、ねこぜ、その他の首や肩に関わる不調を根本から改善していきたい人にピッタリです。

即効性やリラクゼーションを求める方はご遠慮ください。

詳しくはHPにて。

https://www.sakura-omori.com