2023年10月26日木曜日

施術を捨てちゃいました

 「専門家」であるということはどういうことか。

それは「やらないこと、できないことが多い」ということです。

僕は首の専門家です。なので、例えば腰や足の症状を「できます、やります」とは言いません(それでもいいと来院される方も少なくないのですが)。

症状を根本から改善させることがコンセプトなので、一時的な症状を楽にしてほしい方の施術はできません(こちらは断ります)。

マッサージもできません。

強い刺激もしません。

即効性も目指していません(結果的にある・ないは別として)。

当然、これらを求めてご連絡いただいた方の対応はできないということになります。

何かを捨てる、沢山捨てる選択をしているからこそ、専門性が高まっていきます。

自分のコンセプトに忠実に近づいていくほど、他のことはできなくなっていきます。

世の中の大多数の人に必要とされなくても、数%の方に渇望される立場を目指している。

それが専門家です。


大田区大森の首専門施術院です。

病院や他の治療で改善されなかった痛み・不調を専門に扱っています。

ストレートネック、スマホ首、頸椎ヘルニア、手のしびれ、目まい、ねこぜ、その他の首や肩に関わる不調を根本から改善していきたい人にピッタリです。

即効性やリラクゼーションを求める方はご遠慮ください。

詳しくはHPにて。

https://www.sakura-omori.com

2023年10月19日木曜日

PCをがんばったくらいで肩が巻くと思う?

当院のクライアント様で、「巻き肩があります」と訴えてこられる方は少なくありません。実際、僕も検査の中で巻き肩の存在は必ずチェックしています。

ところで、巻き肩ってどうやって起きると思いますか?

一般的なイメージを聞いてみると、
「PCなどの作業を長期に行った結果、肩が徐々に内側に巻いてきてしまった」という答えが多いです。
でもこれ、冷静に考えると「?」なんですよね。

人間の骨格は成長期には外的要因に多少の影響を受けますが、成長期が終わった10代後半以降は骨の変化はもはや起きません。そういった意味ではPCのよる作業で骨格的な問題が発生するというのはあり得ません。

では、筋肉はどうでしょうか?肩を内旋させる筋肉で有名なものは「広背筋」があります。広背筋を過度に鍛えているトレーニング好きな方などには、不自然な形に肩が内旋しているケースがよく見られます。

しかし、PC作業において広背筋は殆ど作用しません。広背筋は基本的にダイナミックな動きに作用する筋肉だからです。PC作業に関与するのは姿勢保持などに働く細かい筋肉がメインとなりますが、これらの筋肉はPC作業によって「疲労する」ことはあれど「発達する」ことはあり得ません。なので、PCのし過ぎで肩が巻いてくるというのはイメージ的な幻想にすぎないと言えます。

巻き肩的な要素は、実際には元々の全身的な身体のバランスの不適合によって発生しており、大抵は幼少期から存在するものです。大人になって痛みやこりなどを感じ、また姿勢などを気にするようになって初めて「そういえば巻き肩になっている」と気づくのですが、実際にはもっと前から巻き肩的な要素は始まっているし、その起因も肩だけに存在しているわけではない、ということですね。

ここが理解できていると、巻き肩への対策はアプローチの方法も結果も、まるで違ったものになります。

大田区大森の首専門施術院です。

病院や他の治療で改善されなかった痛み・不調を専門に扱っています。

ストレートネック、スマホ首、頸椎ヘルニア、手のしびれ、目まい、ねこぜ、その他の首や肩に関わる不調を根本から改善していきたい人にピッタリです。

即効性やリラクゼーションを求める方はご遠慮ください。

詳しくはHPにて。

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2023年10月12日木曜日

「急に治るねんざ」なんてある?

 寝違えやぎっくり腰の症状を「ねんざ」と説明されたことはありませんか?

このような説明は、主に整形外科よりも整骨院にてなされることが多いです。本来は旧症状ののプロですから、一応納得できそうな説明です。

でも、ちょっと待ってください。

確かに頸部ねんざ、腰部ねんざという病態はあります。が、この場合、患部に起きているのは「目に見えない傷」です。当然ながら炎症が発生します。例えば転んで擦りむいた時、血が出て傷がふさがり、かさぶたになってそれが剝がれ、若干カサカサしてそのうち普通に戻る。この過程は、どうあっても1~2週間はかかります。

ねんざも、同じことです。炎症の経過は基本的に一定の時間を必要とします。

でも、多くの「寝違え」や「ぎっくり腰」は、そんなに痛みが続かいことが多くはないでしょうか?せいぜい数日、早ければ翌日には痛みが引いていたりするケースもあります。

それって、本当にねんざですか?

痛みを起こすメカニズムが分かっていれば、このような一時的な症状に対し本当の原因を特定することも可能ですし、もちろん施術のアプローチも変わってきますし、改善までの期間も変わってきます。場合によっては「ねんざ」と判断して2週間の安静が必要、となった症状が「一瞬」で改善されるケースもあります。

あなたの痛みは、本当にねんざですか?

なお、「ねんざ」と説明しておきながらマッサージをしているような整骨院は論外であることも、合わせてお伝えしておきますね。


大田区大森の首専門施術院です。

病院や他の治療で改善されなかった痛み・不調を専門に扱っています。

ストレートネック、スマホ首、頸椎ヘルニア、手のしびれ、目まい、ねこぜ、その他の首や肩に関わる不調を根本から改善していきたい人にピッタリです。

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2023年10月5日木曜日

洗脳

 洗脳とは怖いもので、治療の中にも洗脳を応用することでクライアントさんを惹きつける方法ㇿ音は存在します。これはもちろん卑怯な手段なので、少なくとも僕は用いませんが。

しかし、クライアントさんの中には、施術者が洗脳を行うよりもたちの悪い状態に陥っている方がよくいらっしゃいます。

洗脳は基本的に、最も近くにいる人からの影響をより強く受けます。親であったり先生であったり、身近な存在から受け続ける情報が、その人の思考を非常に左右しやすいということですね。

では、自分にとって最も身近にいる人とは誰でしょうか?

応えは、自分自身です。

自分自身に洗脳されてしまっている人が、一定数いらっしゃるのです。

例えば

「前から身体がずっと硬い」

「常に肩こりがある、何をしても取れない」

「この痛みは良くならない」

確かに、事実としてそのような過去があったのでしょうが、その経験によって自分の思考まで強張らせてしまうと、それは脳内における動きや姿勢保持の回路にも影響を与えてしまいます。「取れない」と思っているものを取るほど困難なことはありません。

「とにかく硬いんで」

という口癖になっていて、実際にその通りの方に心から助言します。

まずは、その言葉を使うのをやめましょう。

噓でもいいので「柔らかい」と口にしてみましょう。「硬い」と口にしそうなたびに、毎回逆のことを言いましょう。

そのうち、歯車が少しずつ嚙み合い始めます。

施術はその後です。


大田区大森の首専門施術院です。

病院や他の治療で改善されなかった痛み・不調を専門に扱っています。

ストレートネック、スマホ首、頸椎ヘルニア、手のしびれ、目まい、ねこぜ、その他の首や肩に関わる不調を根本から改善していきたい人にピッタリです。

即効性やリラクゼーションを求める方はご遠慮ください。

詳しくはHPにて。

https://www.sakura-omori.com