2023年12月21日木曜日

数を打てばいいってもん

 僕は現在(2023年12月時点)で施術家歴27年です。いつの間にかそんなに経ってしまいました。

その中で、施術述べ人数は20万人を超えています。これは、20年目くらいの時期に、それまでの1日平均の施術人数と年間の出勤日を掛けたものなので、概算ではありますが大きなズレはないと思います。ちなみに1日での最高施術人数は覚えていて、48人でした。

これだけ聞くと「すごい臨床の数だ!」と驚かれるかもしれませんが、その大部分は「質より量」の施術でした。保険中心の整骨院に長く在籍していましたから仕方ないですが、ほとんどはマッサージもどきをしていた数を数えているに過ぎません。今のように専門的な施術を始めてからはまだ経験が浅く、人数も述べ数百人だと思われます。

では、これらの「数」は全て無駄だったのか?と言うと、決してそんなことはありません。これらの経験を通じて得ているものは「見分ける力」です。

沢山の施術をしている中で、明らかに「これは違うな」と思う人が出てきます。この「違う」は、マッサージもどきでは改善しない症状もそうですし、中には内臓系疾患や脳の問題だったりもします。とにかく「セオリーに当てはまらない」部分を見極めるには、臨床で「数をこなす」必要があり、この数が絶対的に足りていない施術家が多いのです(経験が浅い、臨床人数が少ない現場で働いているなど)。

この数に質が加わると、優秀な施術家の基礎が出来上がります。僕も今は質をさらに磨いているところですが、この「数」の経験も十分に活かしながら、より良い施術を提供できるように日々努力していきます。


大田区大森の首専門施術院です。

病院や他の治療で改善されなかった痛み・不調を専門に扱っています。

ストレートネック、スマホ首、頸椎ヘルニア、手のしびれ、目まい、ねこぜ、その他の首や肩に関わる不調を根本から改善していきたい人にピッタリです。

即効性やリラクゼーションを求める方はご遠慮ください。

詳しくはHPにて。

https://www.sakura-omori.com

2023年12月14日木曜日

「根本改悪」って何?

 根本改善については、以前このブログで書きました。

「根本改善って一体どういうことなの?」

https://sakuradegenki.blogspot.com/2023/01/blog-post.html

この考え方でいくと、根本改善とはお身体の環境改善をして、その上にある症状が出ない状況を作り上げていく作業となります。

しかし、実際にはこの作業はしばしば困難を伴います。

その理由の一つは、「改善」があれば「改悪」もあるからです。

お身体の環境を改悪する要素。例えば悪い姿勢をとる習慣、職場環境、生活パターン、嗜好。残念なことに、現代はこの「根本改悪要素」が溢れています。PCメインの社会活動をしている限り、スマートフォンを使用し続ける限り、皆さんのお身体は常に改悪方向へ引っ張られ続けています。

いちど根本改善が完成してしまえば、今までの痛みからは永久に解放される。そんなことであれば、どんなに良いかと思います。しかし残念ながら、現時点でできることは、この改善と改悪の引っ張り合いを制し、バランスの良い状態を維持する努力を続けることで症状改善をはかることです。その過程の中で、幸運にも痛み0になる方もいらっしゃいます。
やらなければ始まりません。今日からやりましょう!


大田区大森の首専門施術院です。

病院や他の治療で改善されなかった痛み・不調を専門に扱っています。

ストレートネック、スマホ首、頸椎ヘルニア、手のしびれ、目まい、ねこぜ、その他の首や肩に関わる不調を根本から改善していきたい人にピッタリです。

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2023年12月7日木曜日

先のことなんて知らない

 先日、お越しいただいたクライアントさんは、首の痛みで整形外科を受診したところ、「首を固定しなさい」と頸椎カラーを処方されたそうです。一日中つけているように、と言われたのですが、さすがに仕事中はつけられないので自宅にいる時のみ。しかし、何も変わらなかったと仰っていました。

コルセットや頸椎カラーなどの固定具は、基本的に「必要悪」と考えた方が良いです。例えば捻挫や骨折などのお怪我、或いはあまりにも痛みがひどくて自力では首を支えられない時に「仕方なく」装着する、という意味合いです。 頸椎カラーは確かに首を支えてくれるので、楽にはなりやすい。ですが、その分首を支える筋肉は使われなくなり、こわばりが生じやすくなります。長期間の使用においては、かえって首の支持力が失われ、痛みの慢性化や悪化を生む原因になる可能性があります。 なので装着は必要最低限の時期にとどめ、早期に外すことをおすすめしていますが、肝心なのは整形のドクターがなぜ頸椎カラーを指導したか、ということです。

これは、基本的に西洋医学の観点が「短期的な視点」で物事を捉えているからだと思われます。つまり「痛みが強いんだから、固定した方がいいよ」という視点です。原因の部分はさておき、まずは痛みを減らさなきゃ!ということですね。

確かにこれで一時的な解決を得ることもあります(この方はダメでしたが)。しかし、長期的視点が抜けた対処では、必ずボロが出ます。このドクターも、可能であれば固定するべき時期や外すタイミングなどまで指導できていれば良かったのに、と思います。

お医者さん(特に整形外科)に頼る時は、あくまで彼らが短期的な視点でモノを捉える職業だということを理解したうえで受診しましょう。予防や再発防止という観点では期待しない方が、お互いの幸せのためだと思いますよ。


大田区大森の首専門施術院です。

病院や他の治療で改善されなかった痛み・不調を専門に扱っています。

ストレートネック、スマホ首、頸椎ヘルニア、手のしびれ、目まい、ねこぜ、その他の首や肩に関わる不調を根本から改善していきたい人にピッタリです。

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