2022年11月24日木曜日

巷に「椎間板ヘルニア」「脊柱管狭窄」が溢れている本当の理由(旧ブログ再掲)

 来院されるクライアントさんの中には、坐骨神経痛や腰痛の症状に対し、整形外科で「腰椎椎間板ヘルニア」「脊柱管狭窄症」と診断された方も大勢いらっしゃいます。

まあ僕のところに来院されるくらいですから、当然「病院の治療(薬、牽引、手術)では治らなかった」というケースがほとんどなわけですが、その中には正直に言って「これ、ヘルニアなの?」「明らかに狭窄症じゃないよね」という方も珍しくありません。

なぜ、世の中にはこんなにも「椎間板ヘルニア」「脊柱管狭窄症」が溢れているのでしょうか?


あなたが坐骨神経痛の症状が強い状態で整形外科を受診すると、まずレントゲンやMRIといった画像診断をおこないます。

そして、画像上に「それらしき」腰椎付近の変異が認められたら、

・片方の足に神経症状(+若年層)=椎間板ヘルニア

・両方の足に神経症状(+高年層)=脊柱管狭窄症

という診断名がつけられます。

「ウソでしょ?」いや、本当です。

全部が全部ではないでしょうが、このようなケースは決して珍しくありません。

なぜ、このようなことが起きているのか?

それは、これらの診断名がつくと「効果の強い専門薬を処方できる」「ブロック注射を使用できる」「手術を行うことができる」からです。

たんなる「坐骨神経痛」では、これらの対応ができないため、もっと治療の幅を広げるために、これらの診断名をつけることが慣例になっているのです。

 ハッキリ言って、偏った診断ではあると思います。ただ、これによって「医師・患者が双方とも幸せである」ならば、悪いことだとは思いません。

薬が効かない方は「もっと強い薬を!」と求める方もいらっしゃいます。早く治したいので手術を望む方もいらっしゃるでしょう。需要に対して供給があり、そこで納得が生まれているなら良いのではないでしょうか。

ただし、この診断によって「間違った原因」を植え付けられた方が「間違った解決法」を望むケースが増えていることも事実です。残念ながら医師の画像診断は、現代において強力な説得力を持っています。「ほら、ここがおかしいでしょ」と画像を見せられて説明されたら「そうみたいだ」と納得してしまいますよね。

結果、いくら病院に通っても良くならないヘルニアや狭窄症が溢れる結果になっています。

整形外科で診断を受け、治療を続けても一向に良くならない椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症にお悩みのあなた。まず一歩目として、その診断名をもう一度洗い直してみませんか?


大田区大森の首専門施術院です。

病院や他の治療で改善されなかった痛み・不調を専門に扱っています。

ストレートネック、スマホ首、頸椎ヘルニア、手のしびれ、目まい、ねこぜ、その他の首や肩に関わる不調を根本から改善していきたい人にピッタリです。

即効性やリラクゼーションを求める方はご遠慮ください。

詳しくはHPにて。

https://www.sakura-omori.com

2022年11月17日木曜日

おしっこチビる治療家

 病院や他の治療院で治らなかったような重症な方を専門に扱う治療院と、そうでない治療院は、具体的に何が違うのでしょうか?

技術?知識?

そう、いくらかはそういった要素もあるかもしれません。自分が提示しているコンセプトに対して、お悩みを解決するだけの力は無いと嘘になりますから。

しかし、普通の治療院だって、大抵は皆さん自分の技術には自信を持っています。僕だって、「いわゆる普通の整骨院」時代にも、自分の腕には自信がありましたよ。専門院だから、重症者が多いからといって、飛び抜けて高い技術がある治療家は一握りだと思います。

では、いったい何が違うのでしょうか?

一つの答えは、技術や知識ではなく「経験からの自信」です。

若手の頃、肩こりや腰痛のクライアントさんを施術する中で、ある日次に入る方に対して「この人は足にしびれがあって…」と、先輩から説明を受けました。

足がしびれてる!

非常に恐かったのを覚えています。しびれている人を、自分が治せるの?触っていいの?それだけで緊張します。当然です、初めてですから。

その後、何度もしびれのある方を施術して、しびれの症状に「慣れ」、同じように様々な症状に接しては場数を踏んでいく。そして、次第に「指示を受ける立場」から「自分で判断する立場」になっていく。

当院には、病院でも見放されたような首の症状に悩む方が、当たり前のようにご来院されます。「頸椎ヘルニア」はもちろん「後縦靭帯骨化症」「脊髄空洞症」、また首はメンタル面とも密接に関連するため、「双極性障害」「HSP」「アスペルガー症候群」などを抱えるクライアントさんのご来院も珍しくありません。

もちろん、治せるものと治せないものはあります。僕も脊髄空洞症や双極性障害自体を治せるとは思っていません。ですが、大切なのは、これらの疾患をお持ちの方に対して、「ビビることなく」冷静に判断し、自分にできることをコツコツと積み重ねる能力。それが、重症な方を専門に対応している治療院の最大の強みです。

以前、パーキンソン病からくる首の問題の方に対し「なぜ当院にご来院されたのですか?」と聞いたところ「そもそも見てくれる治療院が無いんです」と回答されました。

ほらね。ビビッてないって、大事なんですよ。


大田区大森の首専門施術院です。

病院や他の治療で改善されなかった痛み・不調を専門に扱っています。

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2022年11月10日木曜日

あなたが思っていることは大抵治療家も思っていること

 僕たち治療家も人間なので、もちろん感情があります。好き嫌いもありますし、我慢できないこともあります。

ですから、治療家はクライアントさんから「選ばれる」ことは常に意識していますが、逆に治療家がクライアントさんを「選ぶ」こともあるわけです。

例えば、首が痛い人がネットのお問い合わせで

「2年前から首の痛みがあり、○○をすると辛くて~」

と、書いて下さる方と

「首」

とだけ書かれる方。

コミュニケーション意識に個人差は当然あると思いますが、どちらを「しっかりみてあげたい」と思うか。皆さんも思いますよね?

お電話口でも、こちらからの質問に対して非協力的な態度の方が時々いらっしゃいますが、そうしたらこちらも、非協力まではいかないにしても、協力的に何かをしてあげようという気持ちは薄れます。そんなの、当たり前ですよね?

僕はそのような態度の方は、最初からではない(第一印象が当てにならない時もあります)にしても、途中のどこかの過程でお断りするようにしています。ですが、リラクゼーションや大手の整骨院など、相手を選ばない(選べない)院もあるでしょう。そういう所でも、「この人は良くしてあげたい!」という人と「この人、態度悪いな」という人。手に加わる力加減が、感情的に同じとは言い難いですよね?

クライアントさんと治療家は対等です。同じ人間同士、どちらも感情があります。僕も気をつけるので、これを読んでハッとした人は、一緒に気をつけましょうね。


大田区大森の首専門施術院です。

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2022年11月3日木曜日

誰の言うことも信じられない(旧ブログ再掲)

 あなたは痛みや不調を改善したくて、治療院を探しています。

すると、A治療院のホームページに

「全ての原因は骨盤の歪みにあります」

と書いてありました。

また調べていると、今度はB院のホームページに

「骨盤矯正は、今すぐやめて下さい」

と書いてありました。

また調べていると、今度はC院のホームページに

「大事なのは骨盤ではなく○○です」

と書いてありました。

「いったい、何を信じればいいの?」

今回は、この疑問に答えていきたいと思います。


結論からお伝えしますが、これらの院はすべて

正しいことを言っています。

正確に言えば、自分たちが正しいと思うことを伝えています。

言い換えれば、どの院も間違っていません。

これはひと言で言えば「同じものを見ている視点が違う」ということです。

例えば「肩こりがある」人に対し、病院ではレントゲンを撮影して「骨に異常はない」と言います。マッサージでは「筋肉が硬い」と言います。鍼灸では「このツボが原因だ」と言うかもしれません。整体では「カラダの歪みがある」と言うでしょう。歯科では「あごの噛み合わせが問題」となります。

皆それぞれ、専門が違います。その中で、自分たちの分野に症状を当てはめて考えた結果を伝えているだけで、どこもウソの情報を流している訳ではないのです。

まあ、ホームページということで差別化を図るために、多少オーバーな言い回しを使っている院も少なくないとは思いますけどね。


では、私たちはこの「すべて正しいことを言っている」中から、どうやって自分に合った院を探せば良いのでしょうか?

答えは、「一番しっくりきた説明を信じる」です。

その院が伝えていることと自分の状態を照らし合わせ、自分で納得できないのであれば、受ける価値は無い。信用しない状態で受ける治療ほど効果の出ないものはありません。

選ぶというより、消去法でしっくりこない院を除外していき、残った院から選んでいく方が簡単です。

どの院も間違ってはいません。その中での正解とは「自分にとっての正解」であり、あなたにも正しい選択をしていただきたいと思います。


大田区大森の首専門施術院です。

病院や他の治療で改善されなかった痛み・不調を専門に扱っています。

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