2022年10月27日木曜日

頸椎ヘルニアって治りますか?

 ここ最近、頸椎ヘルニアの方からのお問い合わせが相次いでいます。

いい機会なので、頸椎ヘルニアについていくつか書いていこうと思います。

お問い合わせの時に多い質問が

「治りますか?」

というものです。うん、かなりフワッとした質問ですね。まあ、気持ちは分かります。

この場合、2つのことが考えられます。

1つ目は「頸椎ヘルニアという病気が治る機序」です。

簡単な病理として、頸椎と頸椎の間にあるのが椎間板です。椎間板は卵のように、中身と殻に分かれています。中身が不良姿勢やストレスによって圧力を受け、膨張して突出する状態をヘルニアと言います。飛び出した中身は基本的にそのままですが、マクロファージという自助細胞によって徐々に食われ消えていきます。その期間が15年前後と言われています。つまり、病理的には15年前後は「治らない」ということになります。

2つ目は「施術によって治るのか」ということです。

椎間板の中身を「髄核」と言いますが、これは若年層では80%が水分です。モノに例えると「ウォーターグリース」です。これが加齢により60%まで落ちると言われていますが、これは「ラード」をイメージしてもらえるといいでしょう。

では聞きます。ウォーターグリースやラードが入れ物から飛び出して漏れてしまいました。これ、押し込んだりして完全に元に戻せますか?

無理ですよね。

つまり、どんな治療でも「突出したヘルニアを元に戻す」なんて芸当はできないのです。

*手術はまた別ですが、これは後日詳しくお伝えします。

ですから、頸椎ヘルニア自体を治療によって治すことは、できません。これは断言していいと思います。

ですが、「頸椎ヘルニアを治すこと」ではなく「頸椎にヘルニアによる症状を治す」ことであれば、話は別です。

僕も頸椎ヘルニアのクライアントさんを数多く抱えていますが、中には「痛み・しびれがゼロになった」という方も少なくありません。ですが、その状態でMRIを撮っていただいても、ヘルニアの状態は1ミリも変わっていないと断言できます。施術理論に関しては別のことになるので割愛しますが、結論としては「頸椎ヘルニア自体は治せないけど痛みは治せる」これが答えではないでしょうか。参考にして下さいね。


大田区大森の首専門施術院です。

病院や他の治療で改善されなかった痛み・不調を専門に扱っています。

ストレートネック、スマホ首、頸椎ヘルニア、手のしびれ、目まい、ねこぜ、その他の首や肩に関わる不調を根本から改善していきたい人にピッタリです。

即効性やリラクゼーションを求める方はご遠慮ください。

詳しくはHPにて。

https://www.sakura-omori.com

2022年10月20日木曜日

手術をしても治らない=重症?

 先日、クライアントさんのご家族についてご相談を受けました。高齢のお父様が、足の痛みで脊柱管狭窄症と診断され、「病院で手術をしたのに良くならなかった」そうです。非常に多いケースです。

この場合、一般の方の認識としては「手術をしても改善しないほどの重症レベル」と、受け止めるのではないでしょうか?

ですが、ちょっと違うかなと考えています。

この場合は、脊柱管の狭窄している部分に対して何かしらの手術を施した訳ですよね。それでも痛みが改善しなかった。となれば、「病気」という概念を取り払って一般的に考えれば「痛みの原因が狭窄部には無い」と考えるべきではないでしょうか?

例えば車が故障した時、故障部位がエンジンだと仮定して修理します。手術ですから、エンジン交換に置き換えてみましょう。それでも故障が改善しない時、それでもエンジンが原因だと考えるでしょうか?他の原因を考えて、もう一度状況を見ながら故障部位を探すんじゃないでしょうか。

画像診断によって、脊柱管狭窄やヘルニアが見つかったからといって、あまりにもその部位に固執する医療従事者が多すぎます。その偏った認識が、一般の方に誤った認識として広がってしまうのではないでしょうか。

大事なのは原因を見極める力です。病院で手術をしても治らなかったからと言って、諦めずに広い視野で原因を探してくれる選択肢を探してみましょうね。


大田区大森の首専門施術院です。

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2022年10月13日木曜日

なぜシャッターに休みの貼り紙をしないのか

僕は臨時休みの時、シャッターに貼り紙をしません。

多くの治療院、整骨院は、お休みの日程などをシャッターや窓ガラスに貼り出しますよね。それは親切な行為だと思います。では、それに対して、僕がしていることは不親切でしょうか?

そんなことはないと思っています。なぜなら、「街を歩いている人には、僕の休みの情報は必要ない」からです。

それどころか、「世の中の95%の人にとって、僕は必要ない」とさえ思っています。

僕の治療院に来院される方の多くは、深刻な首の問題を抱え、色々な治療院を検索し、比較検討し、勇気を出してご連絡される方がほとんどです。

たまたま院の前を通りかかって、「ここに治療院があるな、じゃあ行ってみよう」という方は、ほぼいません。その考え方は何も悪くはないですが、その方に僕の提供できるものが必要とはならないからです。

世の中の5%の人に刺さればいい。その人に対して、僕は絶大な問題解決能力を提示することができます。だから、貼り紙は必要ない。

ちなみに新規以外の方は、基本的に次回予約を確定して、そうでない場合もLINEやWEBで予約を完了できるシステムを整えています。なので「たまたま来る」ケースはまず起こらない。予約が無ければ不在のことも多いので、当院の前を歩いている方は「ここは、やる気のない治療院だな~」と思っていらっしゃるかもしれませんね(笑)。


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2022年10月6日木曜日

最初は迷っていてもいい!ただし…(旧ブログ再掲)

 ホームページを調べて、口コミを観て、SNSなどもチェックして、勇気を出して予約をした。

それでも、まだ迷っている。「この治療院は、本当にワタシに合っているのかな?」

こんな状態で、治療院に通って効果があるの?

そもそも失礼じゃないの?

躊躇して、なかなか一歩が踏み出せない。

結構、ありがちですよね。

 

あくまで個人的な考えになりますが、

「初回の施術までは迷っていてもいい」

と思います。

そりゃそうですよね。

いくらネットなどで調べたとしても、それはあくまで発信側、他者目線での見解です。当然、100%の信頼を持って初回に臨む人はいません。誰でもある程度の不安は抱えて来院されるわけで、要はそれが多いか少ないかの違い。

なので、「この治療院は、本当にワタシに合っているのかな?」は、とても健全な状態だと思います。

 

ただし、迷っていて良いのは初回まで。それ以降は絶対にNGです。

ぶっちゃけ、2回目でまだ迷っているなら、もうその院への通院はやめた方が良いです。

ときどき「来院中、ずっと迷い続けている」方がいらっしゃいますが、そんな方の改善率は一様に低い傾向にあります。僕は最近では、初回を終えてまだ迷っている方は、こちらから「やめましょう」と促しています。

迷いは緊張を生みます。緊張の原因がメンタルであるなら、施術での改善は難しい。またネガティブな思考が脳にフィードバックされることで、自己回復力にブレーキをかけることも指摘されています。セルフケアを指導しても、信じていないのであれば、積極的に行っていただけない、そもそもやらないなどの問題もある。

ハッキリ言って誰も得しない状況です。頭を切り替えて、違う院を探しましょう。

迷いは、それ自体が立派な症状です。なるべく迷いが少ない環境を、常に選んでいきましょうね。


大田区大森の首専門施術院です。

病院や他の治療で改善されなかった痛み・不調を専門に扱っています。

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