2023年12月21日木曜日

数を打てばいいってもん

 僕は現在(2023年12月時点)で施術家歴27年です。いつの間にかそんなに経ってしまいました。

その中で、施術述べ人数は20万人を超えています。これは、20年目くらいの時期に、それまでの1日平均の施術人数と年間の出勤日を掛けたものなので、概算ではありますが大きなズレはないと思います。ちなみに1日での最高施術人数は覚えていて、48人でした。

これだけ聞くと「すごい臨床の数だ!」と驚かれるかもしれませんが、その大部分は「質より量」の施術でした。保険中心の整骨院に長く在籍していましたから仕方ないですが、ほとんどはマッサージもどきをしていた数を数えているに過ぎません。今のように専門的な施術を始めてからはまだ経験が浅く、人数も述べ数百人だと思われます。

では、これらの「数」は全て無駄だったのか?と言うと、決してそんなことはありません。これらの経験を通じて得ているものは「見分ける力」です。

沢山の施術をしている中で、明らかに「これは違うな」と思う人が出てきます。この「違う」は、マッサージもどきでは改善しない症状もそうですし、中には内臓系疾患や脳の問題だったりもします。とにかく「セオリーに当てはまらない」部分を見極めるには、臨床で「数をこなす」必要があり、この数が絶対的に足りていない施術家が多いのです(経験が浅い、臨床人数が少ない現場で働いているなど)。

この数に質が加わると、優秀な施術家の基礎が出来上がります。僕も今は質をさらに磨いているところですが、この「数」の経験も十分に活かしながら、より良い施術を提供できるように日々努力していきます。


大田区大森の首専門施術院です。

病院や他の治療で改善されなかった痛み・不調を専門に扱っています。

ストレートネック、スマホ首、頸椎ヘルニア、手のしびれ、目まい、ねこぜ、その他の首や肩に関わる不調を根本から改善していきたい人にピッタリです。

即効性やリラクゼーションを求める方はご遠慮ください。

詳しくはHPにて。

https://www.sakura-omori.com

2023年12月14日木曜日

「根本改悪」って何?

 根本改善については、以前このブログで書きました。

「根本改善って一体どういうことなの?」

https://sakuradegenki.blogspot.com/2023/01/blog-post.html

この考え方でいくと、根本改善とはお身体の環境改善をして、その上にある症状が出ない状況を作り上げていく作業となります。

しかし、実際にはこの作業はしばしば困難を伴います。

その理由の一つは、「改善」があれば「改悪」もあるからです。

お身体の環境を改悪する要素。例えば悪い姿勢をとる習慣、職場環境、生活パターン、嗜好。残念なことに、現代はこの「根本改悪要素」が溢れています。PCメインの社会活動をしている限り、スマートフォンを使用し続ける限り、皆さんのお身体は常に改悪方向へ引っ張られ続けています。

いちど根本改善が完成してしまえば、今までの痛みからは永久に解放される。そんなことであれば、どんなに良いかと思います。しかし残念ながら、現時点でできることは、この改善と改悪の引っ張り合いを制し、バランスの良い状態を維持する努力を続けることで症状改善をはかることです。その過程の中で、幸運にも痛み0になる方もいらっしゃいます。
やらなければ始まりません。今日からやりましょう!


大田区大森の首専門施術院です。

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2023年12月7日木曜日

先のことなんて知らない

 先日、お越しいただいたクライアントさんは、首の痛みで整形外科を受診したところ、「首を固定しなさい」と頸椎カラーを処方されたそうです。一日中つけているように、と言われたのですが、さすがに仕事中はつけられないので自宅にいる時のみ。しかし、何も変わらなかったと仰っていました。

コルセットや頸椎カラーなどの固定具は、基本的に「必要悪」と考えた方が良いです。例えば捻挫や骨折などのお怪我、或いはあまりにも痛みがひどくて自力では首を支えられない時に「仕方なく」装着する、という意味合いです。 頸椎カラーは確かに首を支えてくれるので、楽にはなりやすい。ですが、その分首を支える筋肉は使われなくなり、こわばりが生じやすくなります。長期間の使用においては、かえって首の支持力が失われ、痛みの慢性化や悪化を生む原因になる可能性があります。 なので装着は必要最低限の時期にとどめ、早期に外すことをおすすめしていますが、肝心なのは整形のドクターがなぜ頸椎カラーを指導したか、ということです。

これは、基本的に西洋医学の観点が「短期的な視点」で物事を捉えているからだと思われます。つまり「痛みが強いんだから、固定した方がいいよ」という視点です。原因の部分はさておき、まずは痛みを減らさなきゃ!ということですね。

確かにこれで一時的な解決を得ることもあります(この方はダメでしたが)。しかし、長期的視点が抜けた対処では、必ずボロが出ます。このドクターも、可能であれば固定するべき時期や外すタイミングなどまで指導できていれば良かったのに、と思います。

お医者さん(特に整形外科)に頼る時は、あくまで彼らが短期的な視点でモノを捉える職業だということを理解したうえで受診しましょう。予防や再発防止という観点では期待しない方が、お互いの幸せのためだと思いますよ。


大田区大森の首専門施術院です。

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2023年11月30日木曜日

気のせいじゃないんだよ

当ブログで以前も書いた「治らない人」によくあるパターンで、

「私の身体は悪いというのが口癖になっている人」

いついてご紹介いたしました。

これだけ聞くと、「精神論かよ」「治せない言い訳だろ」との声も聞こえてきそうです。

しかし、

この問題には実は医学的根拠があるのです。

それは「脳幹毛様体賦活系(のうかんもうようたいふかつけい)」と呼ばれるメカニズムです。英語ではReticular Activating System=RASと呼ばれています。

脳幹とは脳の奥の方にある、生命活動を司る部分であり、毛様体とは脳に向かう神経の束です。賦活系とは、私たちが普段生活をする中で無数に入ってくる情報を精査し、必要(と思われる)なものにフォーカスをする機能です。

例えば「私は身体が硬い」と思い込んでいる人は、身体が硬いという情報に無意識にフォーカスしています。その結果、脳はどんどん身体が硬いという情報を再現し続ける命令を出し、身体は硬くなり続けるのです。

「今までずっと硬かった」「今もすごく硬い」「どうせこれからも硬いに決まっている」と普段から思っている、口に出しているその言葉が、無意識化においても自分の身体を「硬い」にフォーカスさせ、その通りの自分を作り出しているわけです。これは「痛い」とか「辛い」という言葉に置き換えても同じことです。

RASに対し、考え方を変えればすぐに改善します!という訳ではありません。しかし、ここまで読んで思い当たる節がある方は、まず脳にRASという機能は存在していることを認識するところから始めてみませんか?少しずつ改善策が見えてくるかもしれません。

(参考文献:「ゼロベース脳コーチング(山川信人、秀和システム)」)


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2023年11月23日木曜日

何で来たの?

 僕は施術の際、ヒアリングにおいて必ず確認することがあります。

それは「何を求めて当院にご来院されたのか?」です。

もちろん、痛いからでしょう、辛いからでしょう。

でも、大事なのは、そのもっと根幹にあることなんです。

ここを掘り下げていくと、大きく分けて3つに分類されます。

①日常生活への支障(~が辛い、できない)

②将来への不安(これからどうなっちゃうの?)

③状態の理解(私の身体はどうなっているの?)

これらが入り混じっていることもよくあります。こう書くと、それぞれに対して対応の仕方が全く変わってくるのが分かりますね。

多くの治療院では①にしか対応していません。しかし、②と③に不安を抱えている方も多くいらっしゃいます。そして、③を理解するから②の考察ができ、それに基づいて①が対応できるわけです。

ここを無視して①のみにフォーカスしようとすると、結果として場当たり的な施術に陥ることになります。そうでない結果を求めていくならば、①~③全てを意識する必要がある。これは施術する側もされる側も同じだと考えています。

あなたはどうでしょうか?


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2023年11月16日木曜日

勉強していないので助かります

首の専門院として「どこに行っても治らなかった首の症状」を扱っています。必然的に、お越しいただく方は「今まであちこちの治療院に通っていた」方が多いです。
にもかかわらず、ヒアリングをしていると、他の治療院で「お身体に対する説明」を受けていない方が異様に多いことにビックリします。

病院でレントゲン検査をして雑な説明を受けている方は多いですが、それで治らずに通った治療院でも、何の説明を受けていない。説明をする必要が無いのか、そもそも分かっていないのか。

首の痛みや不調で悩んでいる方のお悩みを分類すると、「症状による生活への支障」「将来への不安」そして「なぜ痛いのか分からない」です。この辺りのお悩みにフォーカスできていない治療院が非常に多く、結果として当院に来院されるということは、症状も改善されていない訳で、説明ができない=治せないという図式が浮き彫りになってきます。

当院としては非常に助かります。説明もできない、治せないで困った方が当院にお越しいただけるので。ただ、それで本当にいいんですか?

お身体に対する知識・技術を磨くのは当然のこととして、せめて「悩んでいる方のニーズ」くらいは理解してほしいものです。そして、首の症状にお悩みの皆さんも、そのような治療院に当たらないことを願うばかりです。


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2023年11月9日木曜日

間違ったことを堂々と言う

 先日お越しいただいたクライアントさんのヒアリングをしていた際、病院でこんなことを言われたと聞きました。

その方は片頭痛で悩まれているのですが、病院では頸椎の問題を指摘されたそうです。

まず、「片頭痛」と首は基本的に関係ありません。

片頭痛(偏頭痛は誤り)は、浅側頭動脈というこめかみ付近を流れる動脈が収縮過度になることで起きる「ズキズキの頭痛」です。皆さんがイメージするほど一般的な頭痛ではなく、時には寝込むほど酷くなることもあります。

さて、この浅側頭動脈ですが、頸椎には通っておりません。頸椎には椎骨動脈という頸椎に栄養を送っている動脈がありますが、浅側頭動脈はここには繋がっていないのです。従って、片頭痛において頸椎との関連性を指摘するのはナンセンスです。

僕もクライアントさんに説明させていただきましたが、恐らくこの説明をしたドクターは、いわゆる緊張型の頭痛(肩こり頭痛)や後頭神経痛、頸性頭痛などの頸椎及びその付近の関節や筋肉に関連する頭痛と、片頭痛が入り混じった「混合型の頭痛」について説明したかったのかもしれません。それなら納得できますし、実際に僕も説明において「片頭痛に関してはお身体の環境を改善しての変化に期待する程度、緊張型の存在を考慮して改善を目指しましょう」と伝え、納得していただきました。

病院は僕たちよりもはるかに多くの患者さんに対応し、重篤な方の混ざる割合も段違いです。ついつい説明が雑になったり、適当になってしまいかもしれません。それでも、目の前にいる患者さんにとっては、自分の大事な身体です。そのことは肝に銘じていただきたいし、僕も絶対に忘れないようにしています。


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2023年11月2日木曜日

違和感?当たり前だろ

 根本的な改善を目指して施術をしていると、時々こういう反応があります。

「とても違和感があります」

施術による「揉み返し」の話ではありません。

今までの「常識」に対する違和感の話です。

「施術ってもっと強い刺激をするものだ」

「直接痛いところを触らないとやってもらった気がしない」

「これで本当に治るの?」

そういう感想を持たれる方は一定数いらっしゃいます。

今までの常識の中で、改善されていらっしゃるのなら、僕から申し上げることは何もありません。が、そうではないから僕のところにご相談される方がほとんどです。

厳しい言い方をすれば、今まで通りの常識ではダメならば、一旦今までの常識を捨てないと改善出来ないのではないでしょうか?

そして、そこに違和感が伴うのは当然ではないでしょうか?

治したいのか。今までの常識を保ちたいのか。

「自分のことかも」と思った方は、一度考えてみてくださいね。


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2023年10月26日木曜日

施術を捨てちゃいました

 「専門家」であるということはどういうことか。

それは「やらないこと、できないことが多い」ということです。

僕は首の専門家です。なので、例えば腰や足の症状を「できます、やります」とは言いません(それでもいいと来院される方も少なくないのですが)。

症状を根本から改善させることがコンセプトなので、一時的な症状を楽にしてほしい方の施術はできません(こちらは断ります)。

マッサージもできません。

強い刺激もしません。

即効性も目指していません(結果的にある・ないは別として)。

当然、これらを求めてご連絡いただいた方の対応はできないということになります。

何かを捨てる、沢山捨てる選択をしているからこそ、専門性が高まっていきます。

自分のコンセプトに忠実に近づいていくほど、他のことはできなくなっていきます。

世の中の大多数の人に必要とされなくても、数%の方に渇望される立場を目指している。

それが専門家です。


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2023年10月19日木曜日

PCをがんばったくらいで肩が巻くと思う?

当院のクライアント様で、「巻き肩があります」と訴えてこられる方は少なくありません。実際、僕も検査の中で巻き肩の存在は必ずチェックしています。

ところで、巻き肩ってどうやって起きると思いますか?

一般的なイメージを聞いてみると、
「PCなどの作業を長期に行った結果、肩が徐々に内側に巻いてきてしまった」という答えが多いです。
でもこれ、冷静に考えると「?」なんですよね。

人間の骨格は成長期には外的要因に多少の影響を受けますが、成長期が終わった10代後半以降は骨の変化はもはや起きません。そういった意味ではPCのよる作業で骨格的な問題が発生するというのはあり得ません。

では、筋肉はどうでしょうか?肩を内旋させる筋肉で有名なものは「広背筋」があります。広背筋を過度に鍛えているトレーニング好きな方などには、不自然な形に肩が内旋しているケースがよく見られます。

しかし、PC作業において広背筋は殆ど作用しません。広背筋は基本的にダイナミックな動きに作用する筋肉だからです。PC作業に関与するのは姿勢保持などに働く細かい筋肉がメインとなりますが、これらの筋肉はPC作業によって「疲労する」ことはあれど「発達する」ことはあり得ません。なので、PCのし過ぎで肩が巻いてくるというのはイメージ的な幻想にすぎないと言えます。

巻き肩的な要素は、実際には元々の全身的な身体のバランスの不適合によって発生しており、大抵は幼少期から存在するものです。大人になって痛みやこりなどを感じ、また姿勢などを気にするようになって初めて「そういえば巻き肩になっている」と気づくのですが、実際にはもっと前から巻き肩的な要素は始まっているし、その起因も肩だけに存在しているわけではない、ということですね。

ここが理解できていると、巻き肩への対策はアプローチの方法も結果も、まるで違ったものになります。

大田区大森の首専門施術院です。

病院や他の治療で改善されなかった痛み・不調を専門に扱っています。

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2023年10月12日木曜日

「急に治るねんざ」なんてある?

 寝違えやぎっくり腰の症状を「ねんざ」と説明されたことはありませんか?

このような説明は、主に整形外科よりも整骨院にてなされることが多いです。本来は旧症状ののプロですから、一応納得できそうな説明です。

でも、ちょっと待ってください。

確かに頸部ねんざ、腰部ねんざという病態はあります。が、この場合、患部に起きているのは「目に見えない傷」です。当然ながら炎症が発生します。例えば転んで擦りむいた時、血が出て傷がふさがり、かさぶたになってそれが剝がれ、若干カサカサしてそのうち普通に戻る。この過程は、どうあっても1~2週間はかかります。

ねんざも、同じことです。炎症の経過は基本的に一定の時間を必要とします。

でも、多くの「寝違え」や「ぎっくり腰」は、そんなに痛みが続かいことが多くはないでしょうか?せいぜい数日、早ければ翌日には痛みが引いていたりするケースもあります。

それって、本当にねんざですか?

痛みを起こすメカニズムが分かっていれば、このような一時的な症状に対し本当の原因を特定することも可能ですし、もちろん施術のアプローチも変わってきますし、改善までの期間も変わってきます。場合によっては「ねんざ」と判断して2週間の安静が必要、となった症状が「一瞬」で改善されるケースもあります。

あなたの痛みは、本当にねんざですか?

なお、「ねんざ」と説明しておきながらマッサージをしているような整骨院は論外であることも、合わせてお伝えしておきますね。


大田区大森の首専門施術院です。

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2023年10月5日木曜日

洗脳

 洗脳とは怖いもので、治療の中にも洗脳を応用することでクライアントさんを惹きつける方法ㇿ音は存在します。これはもちろん卑怯な手段なので、少なくとも僕は用いませんが。

しかし、クライアントさんの中には、施術者が洗脳を行うよりもたちの悪い状態に陥っている方がよくいらっしゃいます。

洗脳は基本的に、最も近くにいる人からの影響をより強く受けます。親であったり先生であったり、身近な存在から受け続ける情報が、その人の思考を非常に左右しやすいということですね。

では、自分にとって最も身近にいる人とは誰でしょうか?

応えは、自分自身です。

自分自身に洗脳されてしまっている人が、一定数いらっしゃるのです。

例えば

「前から身体がずっと硬い」

「常に肩こりがある、何をしても取れない」

「この痛みは良くならない」

確かに、事実としてそのような過去があったのでしょうが、その経験によって自分の思考まで強張らせてしまうと、それは脳内における動きや姿勢保持の回路にも影響を与えてしまいます。「取れない」と思っているものを取るほど困難なことはありません。

「とにかく硬いんで」

という口癖になっていて、実際にその通りの方に心から助言します。

まずは、その言葉を使うのをやめましょう。

噓でもいいので「柔らかい」と口にしてみましょう。「硬い」と口にしそうなたびに、毎回逆のことを言いましょう。

そのうち、歯車が少しずつ嚙み合い始めます。

施術はその後です。


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2023年9月28日木曜日

慢性的にむち打ちになってますよ

 ストレートネックとは、単に「頸椎の湾曲が弱まった状態」を示しているわけではありません。ストレート化が起きることによって、単純な痛みだけでなく自律神経の問題や不調など様々な疾患のもとになります。

この時、頸椎には何が起きているの?かというと、とても端的な説明になりますが

「慢性的なむち打ち状態」

とでも説明すると分かりやすいと思います。

交通事故などでむち打ちを起こすと、身体は一種のショック状態のようになります。頸椎が激しく揺さぶられることで、その部分を守ろうとする身体の機能が働き、後頭部をはじめとした周りの筋肉の緊張が強まる。これにより、痛みを発するだけでなく自律神経などにも影響を及ぼします。

ストレート化が起きるということは、このような状態が「慢性的に」「少しずつ」常態化するということです。少しずつの進行なので、原因がよく分からないことが多い。マッサージや薬に頼って、それでもなかなか改善せず、当院にご来院されると…というパターンが非常に多いです。

この場合、理解しておくべきなのは

「硬くなっていることには理由がある」

ということです。これを理解せずに、いくら硬いところを揉んでも、一時的以上の症状の改善には至りません。

あなたの首はむち打ちになっていないですか?


大田区大森の首専門施術院です。

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2023年9月22日金曜日

毎回楽になるゴッドハンド

 とある治療院の口コミを見ていて、こんな感想を発見しました。

「行くと毎回とても楽になります。まさにゴッドハンドです!」

これを読んで僕が感じたのは

「ああ、ゴッドハンドという定義は人によって全く違うのだな」

ということです。

「毎回楽になる」ということは、裏を返せば「その後はまだ調子が悪くなる」ということです。つまり、即効性はあるけど持続性はない。この治療家を「ゴッドハンド」と呼ぶ人もいれば、一方で「いつまで経ってもその場しのぎじゃないか」と感じる人もいるでしょう。

では根本的なアプローチがゴッドハンドに呼ぶに相応しいのか?それも一概には言えません。

僕は依然、クライアントさんに

「あれだけ悩んでいた腰を、たったの1か月で治してくれた」

と評されたことがあります。

この場合、一か月という期間は「たったの」と捉える人もいれば、「1か月もかかった」と捉える人もいるでしょう。

つまり、ゴッドハンドとは他人の定義ではなく、自分の中にこそ定義が存在するのです。この部分を無視して、他人の口コミで「ゴッドハンド」と書かれていることに飛びつかないよう、自分が求めているものは何か?を、しっかりと把握しておきましょうね。


大田区大森の首専門施術院です。

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2023年9月14日木曜日

世の中に施術は2種類しかない(旧ブログ再掲)

いきなりですが、世の中に治療は2種類しかありません。

もちろん「テクニック」「手法」は山ほどありますよ。マッサージ、整体、カイロ、鍼灸…。機会を用いる治療も含めれば、いったい幾つあるのか見当もつきません。

しかし、それらの治療の「最終的にどうなるのか」を突き詰めると、結局は2種類しかありません。それが「対処」と「根本」です。

「対処」とは「その場の効果を重視」する治療です。「終わった直後はとても軽くなる」「すごく楽になる」「スッキリした」など、インパクトの強い施術方法が多いですね。その代わり「翌日には元に戻った」「持続しない」など、根本的な症状改善には至らない治療でもあります。

対して、「根本」とは「症状を根本から治す」目的の治療です。症状のある場所ではなく、症状の原因となる部位にアプローチする施術で、施術自体のインパクトは弱いことが多く、その場の満足感を得たい方にはあまり向きません。ですが、原因となる身体の環境を改善することによって、そもそも症状が起きない、あるいは症状の程度を日常的に下げていく効果が期待できる治療です。

世の中の治療は、全てこの「対処」「根本」のどちらかに大別されます。ここでお伝えしたいのは「対処であり根本である治療はほとんどない」ということです。全く、とは言いませんが、少なくとも僕は完全に両方の効果を兼ね備えた治療法に出会ったことはありません。

施術後にめちゃくちゃ楽になり、なおかつ効果がずっと続く治療法はありません」ということです。

では、どの治療法が「対処」で、どの治療法が「根本」なの?ですが、結論から言うと「施術方法では判断できない」です。

もちろん、比較的「対処」寄り(マッサージ、バキバキの治療、刺激量の強い治療など)・比較的「根本」寄り(ソフトな整体・カイロなど)はあります。が、絶対的ではありません。

例えば、鍼灸などは目的によって鍼の打ち方が変わります。カイロプラクティックでも「対処目的に強い刺激、根本的な改善を狙ってソフトな刺激」と使い分けることもあります。

単純に名称だけで「この治療方法は対処だ」「こっちは根本だ」とは言えないわけですね。

では、あなたにピッタリの治療院を探す時には、どうすればいいのでしょうか?

答えは

①あなたが求めているのは「対処」「根本」なのかハッキリさせる

まずは、あなた自身が「対処」「根本」どちらを求めているのかを明確にしましょう。

例えば「首が痛い」「ヘルニアです」に対して、あなたはどうしたいのか?

「痛みを取りたい」といったザックリとした回答ではなく「今の痛みを一瞬でもいいから楽にして欲しい」のか「時間がかかってもいいから原因を治して根本的に解決したい」のか。それが分かっていない状態で治療院を選んでも、結果として期待通りに行かない結果になり「どうせダメなんだ」と思いこんでしまうケースは少なくありません。

あなたが今の症状に対して、どうしたいのかが一番重要です。

②「対処」「根本」どちらなのかを聞く

あなたの目的がハッキリしたら、その目的に合った治療院を選びます。いちばん簡単な方法は「直接聞く」です。

優秀な治療院はHPやチラシに「うちは対処です」「うちは根本です」といった明確なコンセプトを記載しています(逆にそれがない治療院は選ばない方がいいでしょう)。気になった院が見つかったら、問い合わせの際に「私はこのような目的で治療を受けたいのだが、あなたのところは適任だろうか」といった内容を相談してみてください。

その質問に対して「納得できる明確な回答」を出せない院は選択肢から外してください。要は「自分がやっていることが何なのか分かっていない」ということです。

あなたにピッタリな治療院を見抜く方法はいくつもありますが、まずはこの「対処か根本か」という部分をしっかりと確認してみましょうね。


大田区大森の首専門施術院です。

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2023年9月7日木曜日

不安なんだね

 先日、初回のクライアントさんと話をしていたら、こんなことを言われました。

「先生のHPを見ていて、普段から姿勢を正すのはやめよう!と書かれていて、やっぱりと思いました。今までも、これで本当に良いのかな?と思いながら良い姿勢を保っていたんです」

これ、個人的には大いに気づきがありました。

今まで、僕は普段から姿勢を正す人のことを「それが正しいことだと信じてそうしている」と思っていました。実際に、そういう方も多数いらっしゃるでしょう。

しかし、

中には「これが本当に身体にとって良いことなんだろうか」と疑問を感じながら、それでもいい姿勢を心掛けている方もいらっしゃるのです。

では、なぜそんなことをするの?

応えは「不安だから」だと考えました。

姿勢の悪さに対し、自分でできることは限られています。知識もありません。なので、とりあえず自分にできそうなこと=良い姿勢をとる、となってしまう。

これに対し僕ができることは、これまで通り「普段から良い姿勢をとることは身体にとってプラスにはならない、マイナスの場合もある」ということを訴え続けていくこと。少しでも知識を広めていくこと。正しい姿勢病に憑りつかれている方を一人でも開放すること。

「不安だから」ではなく、正しい知識をもって対処できる人を増やしていきたいと考えています。


大田区大森の首専門施術院です。

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2023年9月1日金曜日

バキバキとの違いは流派の違いではなくて…

 先日、施術後にクライアントさんをお話をしていました。その方は、以前はバキバキと関節を鳴らすような強めの施術を受けていらっしゃって、当院との施術の違いに大いに驚いていらっしゃいました。

「バキバキ鳴らすような施術とは、流派が違うのですか?」

この質問に対して僕の答えは

「そうではありません。バキバキ=昔の施術との違いは、解剖学の進化です」

一見、分かりにくい答えです。

が、実際それが一番の違いなのです。

バキバキ系の施術は、テクニックとしては比較的古典的な、一昔前の施術方法になります。その時代と比べ、解剖学は飛躍的に進歩を遂げています。最新の機械によって、今まで見えなかったものが見えるようになり、機能的な解明も進んできました。

例を挙げると「筋膜」です。以前は単に「筋肉を包む膜」という認識でしかなかったのが、実は複数の筋肉を連続して包み、連動した動きを担う重要な役割を持っていることが分かりました。

理論が分かれば、それを応用して施術に活かす試みが起きてきます。最新の施術方法は、解剖学の進歩によって支えられています。

あ、もちろん「バキバキが古い=ダメ」という訳ではありません。それがどんな意味を持っていて、どんな効果があるのかを分かった上で施術を受ければいいということです。

施術者もそうですが、受ける側もしっかりと理解をできるように、これからも説明には力を入れていくつもりです。


大田区大森の首専門施術院です。

病院や他の治療で改善されなかった痛み・不調を専門に扱っています。

ストレートネック、スマホ首、頸椎ヘルニア、手のしびれ、目まい、ねこぜ、その他の首や肩に関わる不調を根本から改善していきたい人にピッタリです。

即効性やリラクゼーションを求める方はご遠慮ください。

詳しくはHPにて。

https://www.sakura-omori.com

2023年8月25日金曜日

未完成品を売ってます(旧ブログ再掲)

 僕が「一般的な整骨院」から「専門特化した治療院」にコンセプトチェンジをして、実はまだ4年ちょっとしか経っていません。

当時の僕は、今の状態から比較すると、RPGで言えば「スライムも倒せない」ような弱小レベルの技術と理論しか持ち合わせていませんでした。

保険時代の技術では、自分が目指すようなお悩みの深い症状に対する施術としてはあまりにも弱く、また長年それ以上の勉強を怠っていたツケだったと思います。

そして、そのツケを払わされるのは、いつだってクライアント(患者)さんでした。

正直なことを言って、最初に保険を使わない施術を始めた時は、不安でいっぱいでした。背伸びをしても足りていない自覚はありましたし、その状態で自分を売らなければいけない、その施術を買ってくれるクライアントさんへの罪悪感もありました。

それでも、「売らないと自分が成長できない」ことも分かっていました。だから、その時にできる精いっぱいを売っていました。

そして、案の定、結果が出ないことが多かったです。

忘れもしない、一番最初に来院されたクライアントさんには「全く治らないからやめます」と意思表示されました。それでも、半年近く通っていただけたのです。感謝の念と「申し訳ない」という気持ちでいっぱいでした

その悔しさをバネに、少しずつ自分を磨き続け、今に至ります。

では、現状ではどう考えているのかというと、実は同じです。

その時にできることを、精いっぱいやる。

そのクォリティが上がっているだけで、基本的な思いは一緒なんです。

未だに未完成品を売っています。格段に進歩したとはいえ、未完成品です。それでも、売り続けます。今よりもレベルを高め、皆さんの笑顔を増やすためには、それしかないからです。

ときどき思います。「あの時のクライアントさん、いま来てくれたら良くできるのに」って。

実は、そんな初期から今に至るまで、数年も通い続けてくれている方が何名かいらっしゃいます。スライムも倒せない僕を信じて、ここまでついて来て下さった方たち。本当に感謝してもしきれません。

そんな思いも背負って、今日も全力で未完成品を売り続けます。


大田区大森の首専門施術院です。

病院や他の治療で改善されなかった痛み・不調を専門に扱っています。

ストレートネック、スマホ首、頸椎ヘルニア、手のしびれ、目まい、ねこぜ、その他の首や肩に関わる不調を根本から改善していきたい人にピッタリです。

即効性やリラクゼーションを求める方はご遠慮ください。

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2023年8月17日木曜日

もらうことしか考えていない

当院は、初回施術前に何度か「ヒアリング」の機会を必要としています。
「面倒くさい」という感じでフェイドアウトしていく方が一番多いですが、その次に多いのが時々こういう方がいらっしゃいます。
「自分の情報は、極力出したくない」
個人情報の取り扱いには慎重にならざるを得ない時代ですから、気持ちは分かります。
ですが、全ての情報を出したくない!何も教えたくない!では、こちらも何も判断できません。フィジカルな情報以外にも、年齢や性別、仕事内容、趣味などが症状に大きく影響することは多々あります。必要な材料を提供していただかないと、美味しい料理は作れないということです。
施術=全てお任せで何とかしてもらえる、と思っている方が、まだまだ多いように感じます。そのやり方で上手くいかなかった方がいらっしゃるのが当院です。そして、本物の奇跡を起こせるゴッドハンドでもない限り、触っただけで何の情報もなく治せる人などいません。
申し訳ありませんが、まず出してください。
もらえるのは、その後です。
覚えておいてください。

大田区大森の首専門施術院です。

病院や他の治療で改善されなかった痛み・不調を専門に扱っています。

ストレートネック、スマホ首、頸椎ヘルニア、手のしびれ、目まい、ねこぜ、その他の首や肩に関わる不調を根本から改善していきたい人にピッタリです。

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2023年8月10日木曜日

この人に必要なのは施術じゃないな(旧ブログ再掲)

お身体の根本改善、特に首周りの症状に特化していると、時々「とにかく辛い、あちこち辛い、死ぬほど辛い」といった訴えをされる方がいらっしゃいます。

もちろん、施術によって改善できるケースも沢山ありますが、中には「あ、これは施術じゃないな」と思われるケースも意外と存在しています。

その原因とは…「疲れている」です。

それだけです。

それだけなのですが、あまりに「疲れすぎて」自分の何が悪いのか分からなくなっている状態の方が、実は一定数いらっしゃるのです。

このパターンには、大きく分けて2種類あります。

1つは、生活に疲れているパターン。

仕事が忙しい。育児が忙しい。寝る時間もない。何をする時間もない。

このルーティンにより、疲労の蓄積が起こす種々の症状を「違う原因のもの」として認識してしまい、色々な治療院に行くけど良くならないパターンです。

もう1つは「トレーニングのオーバーワーク」です。

運動はお身体の状態維持においてとても重症ですが、運動に執着しすぎるあまりにオーバーワークになっているケースはよく見られます。

このタイプの方は、そもそも「疲れ」に対する自己認識が崩れてしまっているため、自分が疲れていてもそれを認めない、あるいは「疲れているからこの程度に」と言いながら、結局かなり無理のある運動を繰り返しているため、一向に改善されないのです。

当然ですが、このようなタイプの方にとって一番大切なのは「休むこと」です。

いくらレベルの高い施術を何回繰り返したところで、休んだことにはなりません。施術は睡眠の代わりにもなりませんし、安静の代わりにもならないのです。

なぜこんな当たり前のことをわざわざ書くかというと、この部分に「目をつぶっている」人が非常に多いからです。他に原因を求めたい気持ちもよく分かりますが、疲労は立派な原因の一つであり、命取りにもなり得ます。

「休むことも施術」です。お仕事や環境で、なかなか休めない状況もあるでしょうが、最終的に自分のお身体の責任は自分以外には取れません。まずはしっかりと休養時間を確保し、お身体を休めたうえで、まだ残っている症状に目を向けていくようにしましょうね。


大田区大森の首専門施術院です。

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2023年8月3日木曜日

起床時に首が痛い本当の原因

 当院へのお問い合わせの中に、「起床時に首が痛い」「朝、起きるときに首が痛い」というものが多くみられます。

ヒアリングとしていると、このような皆さんが考えていることとして、「脳の問題が心配」「頸椎が原因では」といったことが挙げられます。

安心してください、違いますよ(笑)。

もちろん絶対ではありませんが、この「起床時の首の痛み」に関しては、脳や頸椎はほとんど関与していないことが多いのです。

*「朝方の強い頭痛」は別です。これがある場合は注意して、まず病院を受診しましょう。

脳の問題が発生している場合、まず「首の痛み」に限局した症状にはなることは稀です。もっと多岐にわたる症状が発生することがほとんどです。

そして頸椎ですが、そもそも「寝ている状態」で頸椎の動きはほとんど起きていないので、そもそも痛くなる機序がありません。

この場合、影響するのは「筋肉」「自律神経」の2つであると考察できます。

筋肉の問題は姿勢保持に直結します。同一姿勢で身体を支える筋肉に問題がある場合に、寝ている状態で筋肉の緊張が強まり、起床時の痛みになると考えられます。

そして自律神経です。自立神経は興奮と鎮静(リラックス)の切り替えをコントロールする神経ですが、これがうまく機能していないと、寝ている状態は本来リラックスしているべきなのに、興奮状態が持続することで緊張が強まり、起床時の痛みに繋がると考えられます。

アプローチすべきは「筋肉」と「自立神経」!参考にしてみてくださいね。


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2023年7月27日木曜日

診断名にこだわっても前には進めない(旧ブログ再掲)

 「椎間板ヘルニアなんです」

「脊柱管狭窄と言われました」

「頸椎ヘルニアですけど治りますか?」

「頚椎症と診断されました」

お問い合わせをいただいた方が、頻繁にお伝えいただく言葉です。

病院での診断によって、自分の状態を理解した気になります。そして同時に、その診断名を背負うことになります。

ですが、実際には「その診断名には何の意味もない」と言ったら、どう思いますか?

例えば病院で「椎間板ヘルニア」「脊柱管狭窄症」と診断された方が、どのような経過を辿っているか。

お薬やシップは、当然ながら「その場の症状を和らげる」効果しかありません。

牽引やマッサージなどのリハビリ的アプローチも同様に、恒久的なアプローチにはなり得ていないのが現実。

例え手術でヘルニアや狭窄部を除去する手術をしても、症状が改善する方ばかりではありません。また痛みが再発したり、場合によっては「前より痛い」など悪化するケースもあります(良くなることもあります)。

どうして、このようなことが起きるのでしょうか?

その答えは「痛いところ=悪いところ」「病気があるところ=悪いところ」という「思い込み」にあります。

痛みを訴えて画像診断をして、そこにヘルニアや脊柱管狭窄といった「目立つ変化」が認められれば、無条件でそれが原因と決めつけてしまう。その因果関係を調べることもなく、「この病気が問題」とした結果が、「一過性の改善」以上の効果を生み出せない原因です。このすり込みをするのに「診断名」は最適なのです。

本当の原因は、「なぜヘルニアが起きてしまったのか」「なぜ脊柱管狭窄が起きるような状態になっているのか」を探す過程の中にあります。多くの場合、それは骨や軟骨、あるいは神経自体の問題ではありません。それは画像診断に頼っている限り、まず分かりません。

診断名に振り回されず、きちんと本当の原因を探してくれる治療院を探す努力をしてみましょうね。


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2023年7月20日木曜日

触っただけで治るなんてインチキ?

 ここ数年、「触れるだけ、ソフトにタッチするだけ」で、お身体を改善させていく施術法が増えました。かくいう僕も、そんな施術をしています。

人によっては「魔法みたい」と驚かれます。確かに、触っているだけなのに身体が変化するのって不思議ですよね。だからこそ、主に受けたことのない方からは「インチキじゃないの?」なんて思われることもあるかもしれません。

こういった施術が発展してきた背景は、ひとえに「医学の進歩」です。

ここ十数年の間に、医学は目覚ましい発展を遂げてきました。テクノロジーの進歩によって、今まで見えなかったものが見えるようになったのも大きいかもしれません。

例えば筋膜。かつては「筋肉を保護するための膜」程度の理解しかなかったのが、徐々に

「複数の筋肉を繋ぎ、連動して身体をスムーズに動かすようにする役割」ということが分かってきました。それを施術に応用したのが「筋膜リリース」です。

この例と同様に、今まで分からなかったことが解明されていくと、次はその理論を施術に応用する動きが始まる。これが、魔法のような最新の施術法に繋がっているのです。

触るだけで変わる施術法は、魔法でもインチキでもありません。ただ、医学が発展してきた証しなのです。


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2023年7月13日木曜日

恐れていたことが現実となりました

 以前より、僕は

「今後、子供の首の痛みや症状が増加してくるだろう」

という予想を、折に触れて提言してきました。

今の大人たちは、人生の途中から入ってきたスマートフォンやタブレットによって、スマホ首をはじめとした問題に大勢の方が苦しめられているのです。

ましてや、「生まれた時からスマホやタブレットに親しんでいる」今の子供たちへの影響は、想像するに難くありません。

そして、残念ながらその予想は現実のものとなりつつあります。

僕は首専門の治療家としてホームページを導線にお悩みの方に対してオファーをしているのですが、その分析において、最近急上昇している検索ワードが

「子供 ストレートネック 病院」

このワード、当院では指名検索(「さくら整骨院」で検索)に続いて、なんとクリック数4位。多くの方が、自分自身の首の問題より、お子様の首の問題について悩み、調べているという証拠です。もちろん、お子様の首の症状に関してのお問い合わせが多くなっているのは言うまでもありません。

このような状況において、僕ら施術家が目指すべき方向性は?というと、それは何といっても

「お子様の安全第一」「成長を妨げない」

事を前提とした施術を心掛けることです。

強い刺激でグイグイ押す、バキバキ鳴らす、頸椎自体をいじくり回すなどはもってのほか。

安全かつ、効果の高い方法で改善を目指さねばなりません。

さて、お子様の首、あなたは誰に任せますか?


大田区大森の首専門施術院です。

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2023年7月6日木曜日

「劇的改善」ができるかどうか分かる方法(旧ブログ再掲)

当院にご来院される方には、「頸椎ヘルニア」「目まい」「自律神経失調症」など、お悩みの深い方が少なくありません。

その中には「改善しやすいタイプ(原因)」と「改善しにくいタイプ」が入り混じっており、そして改善しやすいタイプの方には、実はある一定の傾向があります。

それを調べる方法は沢山あるのですが、いちばん簡単な方法は、いわゆる「脚気(ビタミンB1欠乏症)の検査」です。ある程度の年齢以上の方ならご存知かと思います。

椅子に腰かけ、足をだらんと垂らして、ひざのお皿の下を叩いてみてください。道具を使わなくても、手の側面(チョップするように)で十分です。

叩かれたひざが軽く伸びる、あるいは特に何も反応しない方は、残念ながら当てはまりません。ですが、ひざが強く伸びて蹴るように動く方は、その症状の劇的改善がかなり期待できます。

 もちろん、この反応が出る=脚気ではありません。

これは、中枢神経と身体の結びつきが正常に働いているかを検査する方法です。ここで過剰な反応が出ている方は、自分のカラダのコントロールが中枢神経でうまく制御できていないことを示しています(病気ではなく中枢神経へのストレスが大きい状態)。

通常のマッサージやストレッチでは、この症状を改善することはできませんが、当院ではこの結びつきを正常にするアプローチによって、身体を正常に導くことを可能にしています。

結果、この検査が陽性に出た方は、劇的改善の可能性が大いにあり!です。

ぜひ、ご自宅で試してみて、反応が出た方はご相談くださいね。


大田区大森の首専門施術院です。

病院や他の治療で改善されなかった痛み・不調を専門に扱っています。

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2023年6月27日火曜日

ストレートネックを放置するとどうなる?

 ストレートネックと診断、あるいはご自身で判断されている方は、相当数いらっしゃると思われます。厚生労働省の調べでは、VDT作業(デスクワーク)に従事されている方の約4割が、肩こりや不調、そして姿勢の悪さを自覚されているとの報告があります。

ですが、ストレートネックといっても千差万別。人によって、夜も眠れないほどの重症な方もいれば、姿勢は悪いし多少肩こりもあるけど、大したことはないと感じている方もいらっしゃいます。

では、そんなストレートネックを放置するとどうなるのでしょうか?

基本的に、ストレートネックなど姿勢の問題は、長年の不良姿勢が基盤となって発生することが多い。これは分かりやすい事実です。そして、その不良姿勢を作っているのは「生活習慣」です。仕事、学校、癖、環境…。

これ、すぐに変えられますか?

難しいですよね。

ですから、あなたがストレートネックだった場合、その状況は日々、悪くなっていると考えるのが妥当です。だとしたら、放置して良くなっていく可能性の方が低い。現状維持、もしくは悪くなっていく可能性も十分にあります。

ストレートネックを放置して起こる問題は色々とありますが、一番起きて欲しくないことは

「頸椎ヘルニア」

です。

本来、首は前に沿っています。ということは、通常の場合は椎間板は前方は広く、後方が狭くなっています。ストレートネックは、当たり前ですが頸部のストレート化が起こります(厳密には完全なま真っすぐではないのですが)。この時、頸椎と頸椎の間でクッションになっている椎間板は、前方が狭く後方に広く変化し、結果として本来受けている圧力とは違うバランスでの圧力を受けることになります。この状態で、後側方(稀に後方)に椎間板の中身(髄核)が飛び出したものが頸椎ヘルニアです。

つまり、ストレートネックの放置は、最悪の場合には頸椎ヘルニアに繋がるという訳です。

「たかがストレートネック」と侮らず、自分の生活習慣や仕事の状況と照らし合わせ、起こり得る未来に備えるようにしましょうね。


大田区大森の首専門施術院です。

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2023年6月22日木曜日

そこからは来なくていい

 僕はポータルサイト「エキテン」の掲載内容を、全くそっけなくしています。

「ここでは詳しいことは書かないので興味あればHPを観てね」

くらいのニュアンスです。

この理由ですが、エキテンに書ける内容が、かなり規制されているという事情もあります(医療的な内容などエキテン独自のルールがある)。

が、一番の理由は「そこからの集客はミスマッチに繋がる」と考えているからです。

エキテンユーザーさんは、通常「駅名×業種」で検索をされる方がほとんどです。ここに欠けているのは「お悩みの内容」で、つまり比較的症状が軽い「ライトユーザー」が多いということです。「肩が凝ったからほぐしたい」「骨盤矯正がしたい」といった訴求の方です。

これが悪いとは全く思っていません。ただ、僕が対応できるタイプではないというだけです。餅は餅屋、こういったお悩みに適切な店舗がたくさんあります。

もし、僕がエキテンの掲載を積極的にがんばっていたら、こういった属性の方が僕のお店に沢山いらっしゃいます。そして、「どうも違うな」となってしまう。お金も時間も無駄にさせてしまいます。いいことは何一つありません。

エキテンを排除することは、僕にとってもユーザーの方にとっても、とても有益なことなのです。エキテンさん、ごめんね。

ですが、ごくたま~に「エキテンを観て、逆に興味をもって来ました」なんてこともあるんです。ご縁とは面白いものですね…。


大田区大森の首専門施術院です。

病院や他の治療で改善されなかった痛み・不調を専門に扱っています。

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2023年6月15日木曜日

説明するってそんなに特別なことですか?



上記のLINEメッセージは、施術に関してクライアント様とのやり取りを掲載したものです(許可済み)。

「丁寧で具体的な説明」に関して、ポジティブな反応をいただいているということなのですが…これって、そんなに特筆すべきことですかね?

クライアントさんに納得して施術を続けていただくためには、きちんとした理屈と根拠、そして見通しを理解していただく必要があります。

僕はそれを実直に実行しているだけで、特に変わったことをしている訳ではないと考えているのですが…世間では違うような気がしますね。

「ここ、硬いですね」

「凝ってますね」

「ズレてますね」

そんな説明だけが独り歩きした結果が、当院でのこのような反応に繋がっている気がしてなりません。


 大田区大森の首専門施術院です。

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2023年6月8日木曜日

頭が良くないんで

 首の改善専門家として活動し、多くのクライアントさんを手掛け、勉強会などに参加すると、周りの治療家先生たちからは「どうしてそんなに自信をもって仕事ができるのですか」と質問されることがあります。

僕の答えは大体いつも一緒です。

「頭が良くないからです」

勉強はそこそこできます。記憶力もそこまでは悪くありません。

でも、天才じゃない。

物事を論理立てて理解する能力や数字関係など、ハッキリとへっぽこです。経理の仕事をしている女房の方が頭が良いなあと感じる瞬間がよくあります。

でも、頭が良くないことって大事だと思う。

なぜなら、頭が悪いんで予測ができないから、やってみるしかない。

なので、課題ができたら、とりあえずやってみる。

たいてい失敗する。失敗したらフィードバックする。修正して、またやってみる。何度か繰り返して、たま~に成功する。それが実力になる。

その繰り返しです。

もちろん、失敗した時点である程度痛い目に遭います。時間も取られるし、メンタルにくることも少なくない。

でも。これが今の自分を作ってきた。

頭がいい人には、これができない人が圧倒的に多いんですよね。

結果が何となく見えてしまうから、実行しない。実行しないから結果が出ない。結果が出ないからデータが積みあがらない。だから自身につながらない。

僕の自信は、積みあがったフィードバックの元に構成されています。

あっ、だからといってクライアントさんを実験台にしているわけじゃないですからね!


大田区大森の首専門施術院です。

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2023年6月1日木曜日

筋肉をいくら伸ばしても一生変わらない ただし…(旧ブログ再掲)

日頃、ストレッチをしている方は多いと思います。手軽にできる運動として非常に身近であり、しかもすぐに効いたような感じがする。

実際、ストレッチ自体は悪いものではありません。「正しく行えば」です。

えっ、どういうこと?

簡単に解説していきたいと思います。

 ストレッチとは、簡単に言えば「硬くなった筋肉を伸ばす」行為です。

伸ばすことによって筋繊維が解放され、可動域が広がるイメージですね。

ですが、ここで一つ、大事なことを見逃しています。

それは「筋肉には伸ばす機能が無い」ということ。

つまり、筋肉の役割は本来「縮むこと」です。収縮することによって関節を曲げ、身体を動かすことができます。

通常は、この「縮む機能」よりも「伸びること」ばかりに注目しがちです。しかし、筋肉本来の「縮む機能」が減退している状態で、いくら伸ばしてあげても、本来の機能を取り戻すことができないのは分かりますよね?

 では、筋肉を「正しく縮ませる」ためには、どうしたら良いか?

「筋トレすれば良いんでしょ?」

残念ながら、ちょっと違います。

筋トレレベルの運動は、大きな負荷をかけた状態での収縮です。筋肉に刺激を与えることはできても、収縮性能を上げることにはなりません。むしろ、収縮性能が落ちた状態での過度の筋トレは、効率が悪いだけでなく筋肉を痛める原因にもなり得ます。

正しい収縮性能の高め方は、もっとクイックな動きをきわめて軽い負荷を与えた状態で行う必要があります。

自分のカラダを本当に良くしたいのであれば!伸ばすことよりも、縮めることに注目してみましょうね。


大田区大森の首専門施術院です。

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2023年5月25日木曜日

一緒じゃねえよ

 よくある勘違いに

「スマホ首=ストレートネック」

というものがあります。

どうかすると、治療院の看板を掲げているHPにすら「ストレートネック(別名スマホ首)」などど書いてあります。逆かもしれないけど、どっちでもいいや。

同じとか一緒とかの前に、これ概念が違いますからね。

ストレートネック=本来ある頸椎の前弯(緩やかな前カーブ)が減少した状態

スマホ首=スマートフォンを使いすぎたユーザーで、首などの症状を訴えているケースをまとめた俗称

「リンゴとミカンは丸いから一緒」とか言ってるのと同じです。

厳密なことを言うと、スマホ首の原因にストレートネックは含まれるし、ストレートネックの方がスマホ首になるケースもありますが、絶対ではありません。

名称違いだけなら別に良いのですが、これらを改善したい場合に、この違いが分かっていないと困ります。ストレートネックでない方にストレートネック対策の施術やセルフケアを施しても、無駄になるケースもあるからです。少なくともパフォーマンスは落ちるし、それ以外にすべきことが沢山あります。

何でも一緒くたに考える治療院ということなんでしょう。一般の方が勘違いするのはいいですが、プロが勘違いしちゃ失格ですよ。

皆さんは、プロの文章に「ストレートネック=スマホ首」と書いてあったら「ああ、分かってないんだな」と思ってくださいね。


大田区大森の首専門施術院です。

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2023年5月18日木曜日

根本改善なんかしてる場合じゃない(旧ブログ再掲)

僕は「痛みや症状の根本改善」を目的として日々施術を続けているわけですが、お問い合わせをいただく中には、もちろん「根本改善に向かない人」もいらっしゃいます。

リラクゼーションを求めている、1回での結果を求めている、興味本位のみ、など様々な理由がありますが、そういった「明らかなミスマッチ」を差し引いても、まだ「この人は根本改善は難しいな…。」というケースもままあります。

例えば、

痛みが強く、悩みも深く、「とにかく、何とかしたい」と思っている。

だけど「とにかく時間がない」。

忙しすぎて、寝る時間もない。

身体を休める時間もない。

施術に来る時間すらも、なかなか作れない。

代わりにセルフケアをご指導しても、それをする時間もない。

横になったら寝てしまう。

このような方は、いくらお悩みが深くても、残念ながら根本改善には向いていません。

お身体の環境を整える前に、表面的な問題が強すぎて、疲労による痛みや症状がまず第一に来てしまうからです。

厳しい言い方になりますが、「No Pain,No Gain(痛み無くして対価無し)」です。何かを犠牲にしなければ何かを得ることはできません。最低限の時間も裂けない生活を続けている限り、根本改善が成功する確率は限りなく低いでしょう。

では、このような状態の方はどうしたらいいのか?

答えは「その場をしのぎつつ環境を整える」です。

このような方のために、リラクゼーションや「その時ラクになる施術」が存在しています。受けられる時にそれらの施術を受けて、最低限の状態を維持する。その間に、仕事や生活環境を少しずつ整えて、落ち着いて自分のカラダと向き合える時間を確保していくことをおすすめします。

ここまで読んで「ワタシのことだな」と思った人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。


大田区大森の首専門施術院です。

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2023年5月11日木曜日

首が痛くなった時に何よりも先にすべきこと

 首が痛くなった時、それがどういう種類の痛みであっても、原因が何であっても、急性であっても慢性であっても、どなたでも必ずすべきことがあります。

それは「いい姿勢をやめる」です。

これは過去にも何度も何度も言い続けてきたことですが、首の痛み、特に慢性的な痛みに悩んでいる方は、首の痛みを姿勢の悪さと結びつけて考える方が多いです。そのこと自体は概ね当たっているケースがほとんどですが、ここから誤りやすいのは、その解決方法を「いい姿勢をとる」にしてしまうことなのです。

この「いい姿勢」に対する問題点は2つあります。1つは、自分が思っている「いい姿勢」が、果たして本当にいい姿勢なのかということ。元が悪い姿勢だとしたら、いい姿勢が分かっているとはとても思えません。もう1つは、その「いい姿勢」をわざとするということは、自分の意志で筋肉を緊張させて姿勢を保持しているということです。この場合、この「いい姿勢」によって生まれるのは、改善ではなく「筋疲労」です。なので、改善には役立たないし、下手をするとかえって痛みを増す可能性すらあります。

急性の場合も、無理にいい姿勢をとるより、極力楽な姿勢、痛みのない姿勢をまずはとりましょう。場合によっては首の人工的な安定をはかるために、固定(頸椎カラーなど)が一時的に必要な場合もありますが、自分の力で「いい姿勢」をとる必要性は一切ありません。

まずは「いい姿勢」をやめましょう。そして、改めて解決方法を探っていくようにしましょうね。


大田区大森の首専門施術院です。

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2023年4月27日木曜日

「めんどうくさい」で一生分の損をする(旧ブログ再掲)

 僕の治療院では、初回予約の際にいきなりご来院いただくのではなく、「予備カウンセリング」と称して、通話(電話、LINE通話、ZOOMアプリなど)によってお話をしてから、ご来院のご予約を取るようにしています。

人によっては、これを「めんどくさい」「煩わしい」と捉える方もいらっしゃいるようです。

もちろん必要だからそうしているのですが、これ、本当に「めんどくさい」のでしょうか?

予備カウンセリングで行っているのは、大きく次の2つ。「お悩みの聴き取り」と「ミスマッチの説明」です。

ここでお悩みの内容を確認し、それに対して「うちでできることは、こうですよ」と説明して、「それなら受けたい」と納得していただいてからご来院いただきます。

もし、これがない状態で「いきなり来院」だったら、どうなるか?

来てもらうという労力と時間を使ったうえで「思っていたのと、何か違う」となる可能性があるわけです。

こっちの方が、よっぽど「めんどくさい」と思いませんか?

最初の時点で「めんどくさい」と思ってしまう方が多いのは、僕の考えですが「いかにお悩みにフォーカスできていない院が多いか」の表れだと思っています。

「骨盤矯正です」「筋膜調整です」「根本改善です」とハードの部分だけを売りにして「誰にピッタリなのか」「どういう風になれるのか」「それはなぜか」を説明できていない。だから、安易に通わせてお金を使わせてから「何か違う」となってしまう。

本当にクライアントさんのためを思うなら、入口のところでしっかりと「ここは、ワタシ向きじゃない」「ここなら良さそう」と理解させてあげるべきではないでしょうか?

さて、皆さんはどちらの方が「めんどくさい」と思いますか?


大田区大森の首専門施術院です。

病院や他の治療で改善されなかった痛み・不調を専門に扱っています。

ストレートネック、スマホ首、頸椎ヘルニア、手のしびれ、目まい、ねこぜ、その他の首や肩に関わる不調を根本から改善していきたい人にピッタリです。

即効性やリラクゼーションを求める方はご遠慮ください。

詳しくはHPにて。

https://www.sakura-omori.com

2023年4月20日木曜日

頭がおかしい(旧ブログ再掲)

当院にご来院される方には、「頸椎ヘルニア」「目まい」「坐骨神経痛」など、お悩みの深い方が少なくありません。

その中には「改善しやすいタイプ(原因)」と「改善しにくいタイプ」が入り混じっており、そして改善しやすいタイプの方には、実はある一定の傾向があります。今日はそれを特別に教えちゃいます。

それを調べる方法は沢山あるのですが、いちばん簡単な方法は、いわゆる「脚気(ビタミンB1欠乏症)の検査」です。ある程度の年齢以上の方ならご存知かと思います。

椅子に腰かけ、足をだらんと垂らして、ひざのお皿の下を叩いてみてください。道具を使わなくても、手の側面(チョップするように)で十分です。

叩かれたひざが軽く伸びる、あるいは特に何も反応しない方は、残念ながら当てはまりません。ですが、ひざが強く伸びて蹴るように動く方は、その症状の劇的改善がかなり期待できます。

もちろん、この反応が出る=脚気ではありません。

これは、中枢神経と身体の結びつきが正常に働いているかを検査する方法です。ここで過剰な反応が出ている方は、自分のカラダのコントロールが中枢神経でうまく制御できていないことを示しています(病気ではなく中枢神経へのストレスが大きい状態)。

通常のマッサージやストレッチでは、この症状を改善することはできませんが、当院ではこの結びつきを正常にするアプローチによって、身体を正常に導くことを可能にしています。

結果、この検査が陽性に出た方は、劇的改善の可能性が大いにあり!です。

ぜひ、ご自宅で試してみて、反応が出た方はご相談くださいね。


大田区大森の首専門施術院です。

病院や他の治療で改善されなかった痛み・不調を専門に扱っています。

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2023年4月13日木曜日

枕に悩んでいる方は全員聞いて下さい。(旧ブログ再掲)

 枕に関して悩んでいる方は多いと思います。

「寝ると首が痛くなる」「すぐ寝違える」

そして、治療院でも非常に多い質問につながります。

「どんな枕が一番いいんですか?」

今回はこの質問に回答していきたいと思います。

お願いがあります。必ず「最後まで」読んで下さい。最後まで読めば「納得する答え」が得られるはずです。

結論から言うと「どの枕が良いのかは、人によって違う」です。

例えば「ストレートネックには低い枕が良い」といった紋切り的な説明をよく耳にしますが、実際はそんなに単純ではありません。

例えばストレートネックといっても、実際には首の反り加減も個人差があり、また頭の大きさや重さにも個人差があります。マットレスとは違い、枕はあくまで「頭だけを乗せる」ものであるため、乗せる位置関係においても大きな違いがあり、単純に「ストレートネック=低い枕」といった割り切り方はできません。

オーダーメイドの枕においても同様です。確かに首の形に合わせて枕を作る技術は素晴らしいと思いますが、だからといってそれが首の痛みや不調を改善させるかは分からないのです。

結局は「人によって違う」という結論に辿りつかざるを得ません。

ですが、これでは何の解決にもなりませんので、あなたに合った枕を見つけるための手段を教えます。

一番良くないのは(枕メーカーには申し訳ないですが)「いきなり高級な安眠枕を購入する」です。

高級枕が悪いわけではありません。ただ、やはり実際に(一瞬ではなく、少なくとも数日間)使ってみないと自分に合うかどうかは分からない。その時に、結果としてフィットすれば良いですが、合わなかった時の経済的損失が非常に大きいためです。

なので、比較的安価(高くても数千円程度)の枕を購入し、試してみて合わなければ止める。また違う枕を試してみる…という方法がベターです。

僕自身も枕でかなり首の状態が変化しますが、1,000円程度の小豆の枕が一番フィットし、高級枕や羽毛枕だと気分が悪くなります。これも実際に試して得たデータです。

ぜひ自分に合う枕を見つけて、快適な眠りを手に入れてくださいね。


大田区大森の首専門施術院です。

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2023年4月6日木曜日

痛みは無視する

 僕はよく、首の痛みにやお悩みに対して、「いったん痛みがある部位のことは忘れて」お身体のチェックをすることがあります。

その場だけの効果を期待するなら、首の痛みに関しては首を触ることで大抵は解決するでしょう。しかし、根本的な改善をしていく場合、「そもそもなぜ首が痛くなるのか」という原因の部分を探っていく必要があります。

僕の場合は「痛みや症状が出現する動作・シチュエーション」を大きなヒントにしていますが、これらがセオリーに当てはまらない場合、よく行うのが上記の「痛みを無視して検査」です。

例えば、首を支えている肩甲骨の偏移や動き。それを支えている体幹部のバランス。足の問題。手の問題。左右差、前後差、上下差。これらを総合的に検査して、明らかに問題がある部分を「仮の原因」としてアプローチを行い、改善されていくか経過をみるという方法です。これでかなりの確率で改善を目指すことができます。

なまじっか「痛い部分」があるから、判断を惑わされることもあるのです。皆さんの「痛い」という訴えは確かに重要ですが、そこだけにこだわると施術もうまくいかないことを覚えておいてくださいね。


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2023年3月30日木曜日

ついてはならないウソがあります

 僕は同業者に対しては、大抵の場合は特に何も思っていません。誰が何をしようと、需要に対して供給がある自由経済であるなら大いに結構だと思います。近隣の同業者さんとも仲良くやらせていただいています。

しかし、「明らかなウソ」を用いて集客をするのはいただけません。

何かと言うと、最近特に増えている「根本改善」ですね。

何をもって「根本改善」というのかは、それぞれの解釈があると思いますが、僕がひどいと思っているのは、大手チェーン展開をしているような整骨院グループが「健康保険を用いて根本改善を謳う」ケースです。

「根本改善」がキャッチーな響きとして人気なのは分かります。そう謳えば集客しやすいのも分かります。ですが、例えば「骨盤矯正」や「肩甲骨はがし」といった他のキャッチ―なコピーと比べて、「根本改善」にあるのは「切迫感」です。

どこに行っても良くならず、本当に困っている人が辿りつくのが「根本改善」という言葉だと思います。整骨院の健康保険適用で、いったい何ができる?正しく保険の適用範囲を守っていれば尚更、守っていないのは論外。

一生懸命やっている下の方のスタッフはまだ良いですが、「根本改善を謳えば集客できる」と考えてコピーを打ち出している、大手チェーン経営者さん。あなたのしていることで本当に迷惑をこうむるのは、僕じゃありません。患者さんです。そこをよく考えて下さい。


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2023年3月23日木曜日

こうなると絶対に治らない③

 世の中には「こうすれば絶対に治る」という道はありませんが、「こうなると絶対に治らない」というロジックはあります。

以前も、そんなロジックをお伝えしました。詳しくはこちらをご覧ください。

https://sakuradegenki.blogspot.com/2022/08/blog-post_25.html

https://sakuradegenki.blogspot.com/2022/09/blog-post_15.html

今回お伝えする「治らないパターン」は、こんな人です。

「決めつけている人」

例えば、当院へのお問い合わせで、たまにあるパターンがこんな感じです。

「この症状は頸椎のせいだと確信しています」

「首が問題なので、首の改善を希望します」

大抵の場合、このパターンの方は施術がうまくいきません。

なぜなら、僕の専門は「首の症状でお悩みの方」であって「首に原因がある方」とは限らないからです。リラクゼーションなら、首がこっていたら首を触ればいいかもしれませんが、根本改善を希望される場合、首の問題が首にあるケースはむしろ少ない。

自分で改善させることができないから、困って専門家に任せるつもりでお問い合わせをいただいたとは思います。でしたら、「原因」の判断もお任せいただきたいのです。

「首に原因がある!」と断言される方の言葉に「違います」と言うのは、けっこう難しいです。伝え方も繊細な感覚が必要になりますし、納得していただくのも難しい。正論を並べれば並べるほど、意固地になってしまうパターンもあります。

なので、結論として僕は「○○が原因です!」と言ってくる方の施術には、かなり後ろ向きになります(お断りするケースも多い)。

お医者さんにも「風邪です」と言うより「熱があってだるいです」とお伝えした方が、診療もスムーズですよね。それと同じ。まずはフラットな状態で、ご相談くださいね。


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2023年3月16日木曜日

「分かりやすさ」に惑わされる人たち

 あなたが首の痛みを抱えて、整形外科を受診したとします。

そこでレントゲン画像やMRI画像を見せられて、「ここの間が狭くなっている」「ここがヘルニアになっているから、これが原因だ」と言われたら、やっぱり信じてしまいますよね。「分かりやすい」ということは「集客」においては重要です。しかし、あなたの身体の状態にとって重要かといえば、必ずしもそうではありません。

頸椎ヘルニアがあって、お薬を処方される。「痛みを抑える薬」「神経を修復する薬」と言われたら、やっぱり分かりやすいです。それが効いていれば、特に何も言うことはありません。

でも、効いていない人が多いですよね。

マッサージなども分かりやすいです。「ここが硬くなっているから、血流が悪くなって痛む」と言われたら、やっぱり分かりやすい。でも、それで頸椎ヘルニアは治るかと言ったら、やっぱり難しいケースが多いです。

あなたが知っている「分かりやすい」という安心感にすがりたい気持ちは分かります。しかし、それで改善しないのであれば、今までの「分かりやすさ」を一度捨てて、新しい考え方に飛び込んでいく必要があります。

偽物もたくさん混じっています。思ったような結果が出るとは限りません。それでも、今までの常識という「分かりやすさ」に留まっている限り、あなたの首の状態は変わらない可能性が高いかもしれません。

さて、あなたはどうしますか?


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2023年3月9日木曜日

「どうして良くなりたい?」に答えられますか?(旧ブログ再掲)

 以前、ある程度の施術計画が進んだクライアントさんに、結果確認のために2回目のカウンセリングをおこないました。坐骨神経痛の症状で来院いただいた方です。

その方のおっしゃることには

・まだ前屈をするとお尻に痛みがある

・左右の硬さが残り、股関節の可動域が違う

ということでした。

しかし、その方は「100%満足しています」とも答えました。

なぜでしょうか?

ここが分かると、あなたの身体の改善率はグッと早まります。

なぜなら、その方の当初からの目的は

「走ると坐骨神経痛が強まり、安心して走れない。不安なく走れるようになりたい」

だったからです。

スポーツが大好きで、マラソンやトレイルランなどに積極的に参加し、時には100キロメートルも完走する。そんな方が、坐骨神経痛によって走りを制限される。こんな辛いことはありません。

初回のカウンセリングで、僕とクライアントさんはこの悩み・改善目的を共有しました。そして、そこに向けて施術を重ねてきたのです。

確かに、痛みは残っています。左右差も完全には改善されていません。

でも、この方の目的である「安心して走ることができる」は達成しています。大会にも参加し、完走も果たしました。走ることを取り戻せたのです。

だから100点をいただけたのです。

「どうして良くなりたいのですか?」「痛みがあることで、具体的に何で困っていますか?」

こう聞くと、答えられない方がいらっしゃいます。

「肩こりを治したいから」

「痛いのが取れることが目的」

確かに、そうですよね。みんな、そうです。

その悩みによって「具体的に、どう困っているか」を、しっかりと考えて下さい。それを施術者に伝えて下さい。

例えば、腰痛で「ゴルフができない」のと「仕事ができない」のでは、得られる理想の未来も、それに向けたアプローチ、指導の方法も全く異なってきます。そこを具体的に詰められれば詰められるほど、あなたに向けた「理想のオーダーメイド」な施術ができる。改善率が高まるのも、うなずけますよね。

もう一度、問うてください。あなたはどうして良くなりたいのですか?


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2023年3月2日木曜日

自律神経ってリラックスすればいいと思ってる?

 今回は自律神経のお話です。

自律神経系の問題で悩んでいる方は多いですね。当院にも問い合わせが頻繁にあります。

実は、皆さんが思っている以上に自律神経の問題は色々なところに存在しています。

先日あったお問い合わせで「寝ていると勝手に力が入ってしまう」「何もしていないのに首がギューッと張ってくる」といったお悩みがありました。

その方は「これは首のせいだ」と断言していましたが、ヒアリングするとかなりのスケジュールでハードなトレーニングを続けられているとのこと。

このせいで交感神経(自律神経のうち興奮を司る神経)が常に優位になりすぎ、要は「休むべきタイミングでも勝手に身体が戦闘モードに入ってしまう」状態だと考えられます(交感神経は脊髄の両側に多く存在するので、そういう意味では首が原因とも言えなくはないですが)。

ここまで書くと、皆さんは「やっぱり興奮したら身体に悪いよね。自律神経の問題はリラックスが大事」と思われるかもしれません。しかし、それも正解ではありません。

副交感神経(自律神経のうち鎮静を司る神経)が最大限に優位になった状態は「うつ」です。身体がリラックスし過ぎると、生きるために必要な興奮まで失われてしまいます。

大事なのは「交感神経と副交感神経の切り替わり」。このオン・オフがきちっとしていることが何よりも大事です。

分かりやすいのは子供です。遊ぶときはガンガン体を動かして、疲れたらパタッと寝る。感情も同じく、楽しい時は大声で笑って悲しい時はわんわん泣いて、自律神経が正常に切り替わるからこそ、常に元気でいられる。それが大人になると、ストレスや感情の抑え込み、最近ではスマホなどによって、この切り替わりがうまく働かず、常に軽い興奮状態あるいはうつ状態のような人が増えてしまっているわけですね。

それを一気に切り替えるという意味で、サウナなどが流行っている訳です(心拍に負担がかかるので個人的にはおすすめしないですが)。

サウナに限らず、普段から感情や行動への制限をなるべく開放して自律神経の切り替えを取り戻していけば、あなたのお身体のお悩みは少しずつ改善に向かっていきますよ!


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2023年2月23日木曜日

年のせいにする「医師」と「自分」への回答(旧ブログ再掲)

 「それは年のせいですよ」

上記の言葉、よく耳にしませんか?

お医者さんや医療従事者が発する場合。

自らが口にする場合。

今回は、この「年をとる」について考えていきたいと思います。

老化の定義をざっくりとまとめてみました。

「加齢に伴って活力や生体能力が低下する傾向。40歳くらいから始まる。」

40歳かあー。僕、46歳。暗くなっちゃいますねえ。

ここで注目してほしいポイントは、この「老化の始まる時期」です。「ピークから徐々に低下する」と考えると、視力や聴力は10歳、感染に対する抵抗力は15歳、知的能力は20歳、筋力と協調運動は25歳で、それぞれピークに達すると言われています。

ってことは、そこを過ぎたら「老化」ってこと?

何だか、これは老化というより単に「能力低下」と考えた方がいいんじゃないかという気がします。

加齢による核能力の低下、各機能の低下が身体の内外に現れ、それを総合して「老化」という言葉でくくっているだけ。実は総合的な「老化」という表現に、あまり深い意味はないんですよね。

ところが、病院では当たり前のように「○○さん、それは年のせいですよ」なんて言葉が飛び交っています。

個人的には控えめに申し上げて「ふざけんな」という意見でございます。
先ほども書いたとおり、老化は各分野の身体的能力低下を総合したものにすぎません。各分野に目を向ければ、それは単なる能力低下であり、医療従事者としては低下した能力を補ったり上昇させる術に目を向ければいいのです。
にも関わらず、医師が「年のせい」なんて言葉を発するのは「職場放棄」に等しいと僕は考えています。だって専門的な部分に目を向けず、ざっくりと「年のせい」で終わらせちゃうわけでしょ。ただでさえ現代医療は専門化の一途をたどっているのに、そんな時だけトータルな話で終わらせようなんて、どう考えても「逃げ」です。
厳しいこと書きますが、「年のせい」なんて言葉を使う医師や医療従事者を信用してはいけません。その時点で逃げを打ってるだけと理解していいと思います。

では、みなさん自身が「年のせい」と思うのは、どうでしょうか?

それは個人の自由ですよね。だって自分の身体に対する責任は、最終的に自分にあるんだから。「年のせい」で片づけても、それはその人が幸せなら一向に構わないと思います。
ただ、どうでしょう。もったいなくないですか?
「感情老化」という現象があります。「脳の前頭葉が委縮することで、怒りが収まらない、意欲が湧かない、柔軟性がなくなる」現象です。感情老化は、他の老化よりも比較的早く出現するといわれています。
つまり「年のせい」と感じた時点では、まだ身体自体の老化はそれほど始まっていないことが多いのです。ですから、感情老化を意識した時点で、何が何でもそこに抗う決意を持つことが、真の老化を食い止めるカギとなります。
「アンチエイジング」という言葉がありますが、実際にどこまで加齢に対抗できるのかは分かりません。
しかし、加齢の結果として何が起きるのか。
筋力の低下なのか骨密度の低下なのか、循環の衰えなのか。それを見極めて、可能な限り対応する。
ご自身としては、そのような決意を持って医療機関や僕たちのような施術院を受診することが大事ですし、僕たちもまたそのような方の気持ちに応え、最大限の努力を払うべきだと思います。
「年のせい」とごまかす医者に「年のせい」と諦める自分。

「自分なりに健康でいたい」と思う自分に「できることをしっかりやりましょう」という施術家。
あなたは、どちらが良いですか?


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2023年2月16日木曜日

ねこぜが姿勢強化で改善しない理由(旧ブログ再掲)

ねこぜに悩んでいる方は大勢いらっしゃいます。

姿勢自体の問題もありますし、痛みや不調に陥りやすくもあります。

そして、大抵の方がまず、ねこぜに対策する方法が「普段から姿勢を正して気をつける」ということ。

しかし、これで良くなったという人を僕は見たことがありません。

正直、無駄なのでやめた方がいいと思います。

では、何故ねこぜが起きるのでしょうか?

ねこぜというと、一般的には「背骨が丸まっている状態」です。

なぜ「一般的」かというと、実際には「背骨が原因で」ねこぜになるわけではないからです。

ねこぜの方に「いつからねこぜですか?」と聞くと、比較的「小さい頃からです」とおっしゃる方が多いです。

では、小さい頃から背骨が曲がっている、背骨に異常があるということでしょうか?

子供の骨は柔らかいものです。簡単に丸まった姿勢で固定されたりはしません。

にも関わらず、「ねこぜ=背骨」というイメージが強いのは、一般的な考えとして「背骨が身体の真ん中にあるから」というイメージの擦り込みがあるからです。

しかし、側面から見れば一目瞭然ですが、脊柱があるのは「身体の後方」です。真ん中ではありません。

したがって、背骨に加えて、前側にも身体を支えるものが必要になっているのです。

身体の前側にあって、支えになるようなものは何でしょうか?

答えは「筋肉」です。

腹筋、背筋、骨盤底筋群(骨盤を下から支える筋肉)、横隔膜などが、体幹を支える筋肉になります。これらの筋肉の緊張によって起きる圧力バランスを、一般的には「腹圧」と呼んだりします(医学的にはちょっと怪しいですが…)。

この筋肉のコントロール不全が長期にわたると、ねこぜ姿勢が構築され、「最終的に」背骨が丸まった姿勢でロックされます。

ですから、ねこぜの改善に対して必要なのは「姿勢強化」ではありません。まず身体を支える筋肉の改善が必要です。

普段から姿勢を正すのはやめて、体幹の筋肉に注目してみるようにしましょうね。


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2023年2月9日木曜日

痛いところ=悪いところ=治らない

人間は本能的に、ついつい痛いところを触ってしまいます。僕だってそうです。

それと同じで、痛みを抱えて施術を受けるときに、ついつい痛いところを触って施術してほしい!と思ってしまいます。

それで良くなるなら、よし。ですが、皆さん大抵は「触ってもらったその時は良いけど、後が続かない」という経験をしているのではないでしょうか?

慢性的な痛みは、ほとんどの場合は「痛い部位に原因はありません」。

それは、お身体はパーツごとに構成されているわけではなく、一つの「行動集合体」として成り立っているからです。

例えば、「腕を伸ばして物を取る」という動きがあります。この時、動いているのはどこですか?指先から肩関節…いや、首や体幹、下半身までも動いているのではないですか?

この中で、すべてが均等に動いて動作できていれば良いですが、中には「動きの悪い箇所」があったりします(ここには痛みが無いと仮定しましょう)。すると、お身体はその代償をほかの部位で補います。そのストレスが、結果として痛みなどの症状につながることが非常に多いのです。

なので、痛みに対して短期的な効果以上のものを求める場合、痛い部位だけではなく、他の部位に目を向ける必要があります。これは例えば「浅層・深層」「上下関係」「左右差」「前後差」など、多岐にわたります。なので、自分で判断するのは難しい。お身体を全体で見られるような施術家を探すようにしましょうね。


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2023年2月2日木曜日

その情報、もう古いよ。(旧ブログ再掲)

 僕が大好きなとあるクリエイターさんのVoicyに、治療院業界のことが少しだけ出てきました。

「例えば人類がスマホを持ち始めた瞬間に、一斉に首が前に出るという”進化”を見せ始めた。そして、今度は治療家さんたちが、ストレートネックやスマホ首といった症状を治すために”進化”している」

こういう進化が好ましい、という結論だったんですが、まさに僕のことじゃないかーと嬉しくなりました。

その通り、生活様式の変化により、人類の身体は日々変化していきます。10年前には無かった症状が、現在では当たり前に出てきているのです。

例えば、僕がこの業界に入った20年以上前に教わった、症状の鑑別方法に「姿勢性の腰痛」というものがありました。

いわゆる「反り腰」のことです。腰の反りが強くなることで起こる腰痛のことですね。

これを「姿勢性」と言い切ってしまう辺りが、もう現代の感覚に合わなくなっています。

座りっ放し、PCやスマホの使用過多な現代では、姿勢が腰痛に与える影響は非常に複雑化しています。単に反り腰が「姿勢性」と言われると疑問符を呈する。むしろ、現状のトレンドとしては逆に腰の反りが「弱い」方が姿勢性の腰痛と言っても良いくらいに感じます。

ですが、巷を見渡してみると、未だにこれら古い鑑別方法に縛られて施術をしている治療家も非常に多く見られます(そもそも鑑別すらしていないのは論外)。紋切りに電気治療、マッサージなどで対応している分には、まだそれで良いかもしれません。ですが、その中に「本当の原因」を見逃されてしまっているために、なかなか良くならず悩んでいる方が多く混ざっているのも事実です。

人間は進化します。症状も進化し、また治療法も進化します。

あなたは取り残された治療院に行きたいですか?


大田区大森の首専門施術院です。

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2023年1月26日木曜日

病院を馬鹿にしてる?

 僕はよく、クライアントさんの事前カウンセリングや初回カウンセリングにおいて「まず病院で検査をしてきてくれますか?」とお願いすることがあります。

すると、結構な割合で面倒くさがられます。「せっかく整体を受ける気になっているのに、なんで今さら病院なの?」という気持ちでしょうね。中には病院に対して不信感がある方もいらっしゃるでしょう。

そして、検査をしても問題なかった場合も珍しくありません。「ほらね」といった感じでしょうか。

それでも、僕はこの過程は非常に重要だと考えています。

病院では治らない症状があるように、整体では治らない症状があります。その境界線は「素人には分からない」と言いたいところですが、実は僕にも分かりません。

だから、検査が必要なのです。

逆のパターンを考えてみましょう。

整体で施術を受けるが、一向に良くならない。不信に思って病院を受診したら、全く違う診断を受けた。「あの整体は何をやってたんだ!」

そういった問題を回避するために、「まずは病院」というルーティンが必要な場合があるのです。

闇雲に誰でも彼でも「まずは病院」という訳ではありません。ちゃんと理由があって病院を勧めています。結果的に皆さんが不利な状況に追い込まれないよう、「まず病院」と言われたら、アドバイス通りにしていただけると幸いです。


大田区大森の首専門施術院です。

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2023年1月19日木曜日

その組み合わせではあなたは治らない(旧ブログ再掲)

 治療家にも性格があります。

もちろん、あなたにも性格があります。

よく治療において「合う・合わない」「相性が良い・悪い」ということが言われますが、技術的なマッチと同じくらいに、人間的なタイプとしてもマッチングが重要です。合わない治療家に触られても治る気がしないですよね?

ここでは、具体的な「治療家としての性格」について説明していきましょう。

治療家としての性格で、皆さんが注意すべき点は「関わり方の姿勢」です。大きく3つのタイプがあります。

①「黙って俺について来い」タイプ

②「あなたの望むようにいたします」タイプ

③「協力して治しましょう」タイプ

①は技術・理論が先行するタイプです。とにかく自身があり、自分に任せてくれれば大丈夫!という感じ。②はサービス業タイプで、「どうしてほしいか」を最優先します。③はその中間というタイプですが、①よりもむしろ本当に能力に自信があるタイプかもしれません。

もちろん、完全に分かれているわけではなく、この要素に「どれだけ寄っている」という感じで判断していただくことが必要です。

ここで重要なのが、治療家の性格に対する「あなたの性格」です。あなたはどんな性格ですが?

もしあなたが他人に任せると安心感が強い「依存性」があるタイプなら、①の治療家が非常にマッチします。カリスマ的な先生にお願いしているから安心!精神的な安定はカラダの改善にも繋がりやすく、良い組み合わせです。

逆に、あなたが自分の考えを先行させたい意志の強い方なら、②のタイプがおすすめ。どんどん自分の考えを述べて実行してもらいましょう。ただし症状が強い場合は難しいかも…。

その中間の方(一番多いタイプ)は、③の治療家が向いています。ただし③のタイプは実はあまり多くないので、①や②に「寄りすぎていない」という基準で探しても良いかもしれません。

治療家の性格はホームページやSNS、あるいは初回のカウンセリングに表れます。皆さんは技術の内容や知識量だけでなく、治療家のタイプを見極めることで「この先生にお願いして良かった!」という選択肢を見誤らないようにしてくださいね。


大田区大森の首専門施術院です。

病院や他の治療で改善されなかった痛み・不調を専門に扱っています。

ストレートネック、スマホ首、頸椎ヘルニア、手のしびれ、目まい、ねこぜ、その他の首や肩に関わる不調を根本から改善していきたい人にピッタリです。

即効性やリラクゼーションを求める方はご遠慮ください。

詳しくはHPにて。

https://www.sakura-omori.com

2023年1月12日木曜日

「あの治療法だから」で決める人(旧ブログ再掲)

痛みやお悩みに対し、治療法で決めてしまう人は多いです。 

「マッサージだからダメ」

「最新の治療テクニックらしい」

「鍼はどうなんだろう?」

そんな風に考える方もいらっしゃいますよね。

ちょっと問題かもしれません。


うんと分かりやすい例で例えます。

あなたの首の痛みの原因が「首の筋肉が硬くなっている」だったとします。

マッサージなら、首を揉みほぐすことで筋肉を柔らかくします。

鍼だったら、首の緊張を和らげるような鍼の打ち方を試みます。

カイロプラクティックなら、その筋肉が付着する関節に刺激を加えて緊張を緩和します。

つまり治療法とは、「原因」に対する「目的」を達成するための「手段」なのです。

同じ治療法でも、目的が違えばアプローチする方法も全然違うということです。


なので、大事なのは「原因」をしっかりと見極め、どうすれば痛みや不調が改善するか、その「目的」に対する「手段」が確立されているかです。

ぶっちゃけ、「原因」と「目的」にかなっていれば、治療法なんて何でもいいといっても良いでしょう。もちろん好き嫌い(合う・合わない)もあるのでやや乱暴な言い方ですが、実質的にはそういうことです。

新しい治療法に飛びつきたい。

○○なら治るんじゃないか。

そう考えてしまう方は、あなたが受けようと思う施術家が「治療法」の前に「原因」と「目的」を確立して話をしているのか、しっかり確認してみるようにしましょうね。

ちゃんとしている先生は、基本的にシンプルです。


大田区大森の首専門施術院です。

病院や他の治療で改善されなかった痛み・不調を専門に扱っています。

ストレートネック、スマホ首、頸椎ヘルニア、手のしびれ、目まい、ねこぜ、その他の首や肩に関わる不調を根本から改善していきたい人にピッタリです。

即効性やリラクゼーションを求める方はご遠慮ください。

詳しくはHPにて。

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2023年1月5日木曜日

「根本改善」って一体どういうことなの?

 巷には「根本改善」という言葉があふれています。

実際に根本的な改善をコンセプトにがんばっている治療院もあれば、いわゆるチェーン店が「客寄せ」の文言として使っている場合もあるので厄介なのですが、それだけ「根本改善」が注目されているということなんでしょう。

それでは「根本改善って何?」と聞かれたら、あなたは答えられますか?

皆さん恐らくは「芯から治す」「元から絶つ」みたいなフワッとした感覚で捉えているのではないでしょうか。中には「根本治療したら、あとは一生悪くならない」なんて意見を過去に言われたこともあります。そんな治療があればいいですねえ。

ここからは、あくまで僕の私見になります。

根本改善の反対にあるのが「一時的な効果」です。

僕は「一時的な効果=エナジードリンク」であり、「根本改善=サプリメント」のようなものである、と説明しています。

エナジードリンクを飲めば、一時的に元気になります。マッサージ、痛み止めの薬などもそうですよね、その場では効果がある。でも長続きはしないし、その保証はしていない。

一方、サプリメントはどうでしょうか。飲んでも、その場では特に何も起きませんよね。でも、長い目で見たら良い効果があり、身体が健康になります。根本的な治療もそうです。即効性を求めたらマッサージの方がいいでしょう。しかし、継続していくことで身体の環境が整い、結果として「症状が出にくい状態」が作られていきます。

つまり、根本改善とは「環境を整える」ということです。一時的な治療と比べて上位にあるわけでもないし、魔法のように治すわけでもありません。状況に応じて、どちらも使い分けられることが重要なのです。

今のあなたにとって必要なのは、どちらですか?


大田区大森の首専門施術院です。

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