今回は自律神経のお話です。
自律神経系の問題で悩んでいる方は多いですね。当院にも問い合わせが頻繁にあります。
実は、皆さんが思っている以上に自律神経の問題は色々なところに存在しています。
先日あったお問い合わせで「寝ていると勝手に力が入ってしまう」「何もしていないのに首がギューッと張ってくる」といったお悩みがありました。
その方は「これは首のせいだ」と断言していましたが、ヒアリングするとかなりのスケジュールでハードなトレーニングを続けられているとのこと。
このせいで交感神経(自律神経のうち興奮を司る神経)が常に優位になりすぎ、要は「休むべきタイミングでも勝手に身体が戦闘モードに入ってしまう」状態だと考えられます(交感神経は脊髄の両側に多く存在するので、そういう意味では首が原因とも言えなくはないですが)。
ここまで書くと、皆さんは「やっぱり興奮したら身体に悪いよね。自律神経の問題はリラックスが大事」と思われるかもしれません。しかし、それも正解ではありません。
副交感神経(自律神経のうち鎮静を司る神経)が最大限に優位になった状態は「うつ」です。身体がリラックスし過ぎると、生きるために必要な興奮まで失われてしまいます。
大事なのは「交感神経と副交感神経の切り替わり」。このオン・オフがきちっとしていることが何よりも大事です。
分かりやすいのは子供です。遊ぶときはガンガン体を動かして、疲れたらパタッと寝る。感情も同じく、楽しい時は大声で笑って悲しい時はわんわん泣いて、自律神経が正常に切り替わるからこそ、常に元気でいられる。それが大人になると、ストレスや感情の抑え込み、最近ではスマホなどによって、この切り替わりがうまく働かず、常に軽い興奮状態あるいはうつ状態のような人が増えてしまっているわけですね。
それを一気に切り替えるという意味で、サウナなどが流行っている訳です(心拍に負担がかかるので個人的にはおすすめしないですが)。
サウナに限らず、普段から感情や行動への制限をなるべく開放して自律神経の切り替えを取り戻していけば、あなたのお身体のお悩みは少しずつ改善に向かっていきますよ!
大田区大森の首専門施術院です。
病院や他の治療で改善されなかった痛み・不調を専門に扱っています。
ストレートネック、スマホ首、頸椎ヘルニア、手のしびれ、目まい、ねこぜ、その他の首や肩に関わる不調を根本から改善していきたい人にピッタリです。
即効性やリラクゼーションを求める方はご遠慮ください。
詳しくはHPにて。
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