2023年11月30日木曜日

気のせいじゃないんだよ

当ブログで以前も書いた「治らない人」によくあるパターンで、

「私の身体は悪いというのが口癖になっている人」

いついてご紹介いたしました。

これだけ聞くと、「精神論かよ」「治せない言い訳だろ」との声も聞こえてきそうです。

しかし、

この問題には実は医学的根拠があるのです。

それは「脳幹毛様体賦活系(のうかんもうようたいふかつけい)」と呼ばれるメカニズムです。英語ではReticular Activating System=RASと呼ばれています。

脳幹とは脳の奥の方にある、生命活動を司る部分であり、毛様体とは脳に向かう神経の束です。賦活系とは、私たちが普段生活をする中で無数に入ってくる情報を精査し、必要(と思われる)なものにフォーカスをする機能です。

例えば「私は身体が硬い」と思い込んでいる人は、身体が硬いという情報に無意識にフォーカスしています。その結果、脳はどんどん身体が硬いという情報を再現し続ける命令を出し、身体は硬くなり続けるのです。

「今までずっと硬かった」「今もすごく硬い」「どうせこれからも硬いに決まっている」と普段から思っている、口に出しているその言葉が、無意識化においても自分の身体を「硬い」にフォーカスさせ、その通りの自分を作り出しているわけです。これは「痛い」とか「辛い」という言葉に置き換えても同じことです。

RASに対し、考え方を変えればすぐに改善します!という訳ではありません。しかし、ここまで読んで思い当たる節がある方は、まず脳にRASという機能は存在していることを認識するところから始めてみませんか?少しずつ改善策が見えてくるかもしれません。

(参考文献:「ゼロベース脳コーチング(山川信人、秀和システム)」)


大田区大森の首専門施術院です。

病院や他の治療で改善されなかった痛み・不調を専門に扱っています。

ストレートネック、スマホ首、頸椎ヘルニア、手のしびれ、目まい、ねこぜ、その他の首や肩に関わる不調を根本から改善していきたい人にピッタリです。

即効性やリラクゼーションを求める方はご遠慮ください。

詳しくはHPにて。

https://www.sakura-omori.com

2023年11月23日木曜日

何で来たの?

 僕は施術の際、ヒアリングにおいて必ず確認することがあります。

それは「何を求めて当院にご来院されたのか?」です。

もちろん、痛いからでしょう、辛いからでしょう。

でも、大事なのは、そのもっと根幹にあることなんです。

ここを掘り下げていくと、大きく分けて3つに分類されます。

①日常生活への支障(~が辛い、できない)

②将来への不安(これからどうなっちゃうの?)

③状態の理解(私の身体はどうなっているの?)

これらが入り混じっていることもよくあります。こう書くと、それぞれに対して対応の仕方が全く変わってくるのが分かりますね。

多くの治療院では①にしか対応していません。しかし、②と③に不安を抱えている方も多くいらっしゃいます。そして、③を理解するから②の考察ができ、それに基づいて①が対応できるわけです。

ここを無視して①のみにフォーカスしようとすると、結果として場当たり的な施術に陥ることになります。そうでない結果を求めていくならば、①~③全てを意識する必要がある。これは施術する側もされる側も同じだと考えています。

あなたはどうでしょうか?


大田区大森の首専門施術院です。

病院や他の治療で改善されなかった痛み・不調を専門に扱っています。

ストレートネック、スマホ首、頸椎ヘルニア、手のしびれ、目まい、ねこぜ、その他の首や肩に関わる不調を根本から改善していきたい人にピッタリです。

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2023年11月16日木曜日

勉強していないので助かります

首の専門院として「どこに行っても治らなかった首の症状」を扱っています。必然的に、お越しいただく方は「今まであちこちの治療院に通っていた」方が多いです。
にもかかわらず、ヒアリングをしていると、他の治療院で「お身体に対する説明」を受けていない方が異様に多いことにビックリします。

病院でレントゲン検査をして雑な説明を受けている方は多いですが、それで治らずに通った治療院でも、何の説明を受けていない。説明をする必要が無いのか、そもそも分かっていないのか。

首の痛みや不調で悩んでいる方のお悩みを分類すると、「症状による生活への支障」「将来への不安」そして「なぜ痛いのか分からない」です。この辺りのお悩みにフォーカスできていない治療院が非常に多く、結果として当院に来院されるということは、症状も改善されていない訳で、説明ができない=治せないという図式が浮き彫りになってきます。

当院としては非常に助かります。説明もできない、治せないで困った方が当院にお越しいただけるので。ただ、それで本当にいいんですか?

お身体に対する知識・技術を磨くのは当然のこととして、せめて「悩んでいる方のニーズ」くらいは理解してほしいものです。そして、首の症状にお悩みの皆さんも、そのような治療院に当たらないことを願うばかりです。


大田区大森の首専門施術院です。

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2023年11月9日木曜日

間違ったことを堂々と言う

 先日お越しいただいたクライアントさんのヒアリングをしていた際、病院でこんなことを言われたと聞きました。

その方は片頭痛で悩まれているのですが、病院では頸椎の問題を指摘されたそうです。

まず、「片頭痛」と首は基本的に関係ありません。

片頭痛(偏頭痛は誤り)は、浅側頭動脈というこめかみ付近を流れる動脈が収縮過度になることで起きる「ズキズキの頭痛」です。皆さんがイメージするほど一般的な頭痛ではなく、時には寝込むほど酷くなることもあります。

さて、この浅側頭動脈ですが、頸椎には通っておりません。頸椎には椎骨動脈という頸椎に栄養を送っている動脈がありますが、浅側頭動脈はここには繋がっていないのです。従って、片頭痛において頸椎との関連性を指摘するのはナンセンスです。

僕もクライアントさんに説明させていただきましたが、恐らくこの説明をしたドクターは、いわゆる緊張型の頭痛(肩こり頭痛)や後頭神経痛、頸性頭痛などの頸椎及びその付近の関節や筋肉に関連する頭痛と、片頭痛が入り混じった「混合型の頭痛」について説明したかったのかもしれません。それなら納得できますし、実際に僕も説明において「片頭痛に関してはお身体の環境を改善しての変化に期待する程度、緊張型の存在を考慮して改善を目指しましょう」と伝え、納得していただきました。

病院は僕たちよりもはるかに多くの患者さんに対応し、重篤な方の混ざる割合も段違いです。ついつい説明が雑になったり、適当になってしまいかもしれません。それでも、目の前にいる患者さんにとっては、自分の大事な身体です。そのことは肝に銘じていただきたいし、僕も絶対に忘れないようにしています。


大田区大森の首専門施術院です。

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2023年11月2日木曜日

違和感?当たり前だろ

 根本的な改善を目指して施術をしていると、時々こういう反応があります。

「とても違和感があります」

施術による「揉み返し」の話ではありません。

今までの「常識」に対する違和感の話です。

「施術ってもっと強い刺激をするものだ」

「直接痛いところを触らないとやってもらった気がしない」

「これで本当に治るの?」

そういう感想を持たれる方は一定数いらっしゃいます。

今までの常識の中で、改善されていらっしゃるのなら、僕から申し上げることは何もありません。が、そうではないから僕のところにご相談される方がほとんどです。

厳しい言い方をすれば、今まで通りの常識ではダメならば、一旦今までの常識を捨てないと改善出来ないのではないでしょうか?

そして、そこに違和感が伴うのは当然ではないでしょうか?

治したいのか。今までの常識を保ちたいのか。

「自分のことかも」と思った方は、一度考えてみてくださいね。


大田区大森の首専門施術院です。

病院や他の治療で改善されなかった痛み・不調を専門に扱っています。

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