ねこぜに悩んでいる方は大勢いらっしゃいます。
姿勢自体の問題もありますし、痛みや不調に陥りやすくもあります。
そして、大抵の方がまず、ねこぜに対策する方法が「普段から姿勢を正して気をつける」ということ。
しかし、これで良くなったという人を僕は見たことがありません。
正直、無駄なのでやめた方がいいと思います。
では、何故ねこぜが起きるのでしょうか?
ねこぜというと、一般的には「背骨が丸まっている状態」です。
なぜ「一般的」かというと、実際には「背骨が原因で」ねこぜになるわけではないからです。
ねこぜの方に「いつからねこぜですか?」と聞くと、比較的「小さい頃からです」とおっしゃる方が多いです。
では、小さい頃から背骨が曲がっている、背骨に異常があるということでしょうか?
子供の骨は柔らかいものです。簡単に丸まった姿勢で固定されたりはしません。
にも関わらず、「ねこぜ=背骨」というイメージが強いのは、一般的な考えとして「背骨が身体の真ん中にあるから」というイメージの擦り込みがあるからです。
しかし、側面から見れば一目瞭然ですが、脊柱があるのは「身体の後方」です。真ん中ではありません。
したがって、背骨に加えて、前側にも身体を支えるものが必要になっているのです。
身体の前側にあって、支えになるようなものは何でしょうか?
答えは「筋肉」です。
腹筋、背筋、骨盤底筋群(骨盤を下から支える筋肉)、横隔膜などが、体幹を支える筋肉になります。これらの筋肉の緊張によって起きる圧力バランスを、一般的には「腹圧」と呼んだりします(医学的にはちょっと怪しいですが…)。
この筋肉のコントロール不全が長期にわたると、ねこぜ姿勢が構築され、「最終的に」背骨が丸まった姿勢でロックされます。
ですから、ねこぜの改善に対して必要なのは「姿勢強化」ではありません。まず身体を支える筋肉の改善が必要です。
普段から姿勢を正すのはやめて、体幹の筋肉に注目してみるようにしましょうね。
大田区大森の首専門施術院です。
病院や他の治療で改善されなかった痛み・不調を専門に扱っています。
ストレートネック、スマホ首、頸椎ヘルニア、手のしびれ、目まい、ねこぜ、その他の首や肩に関わる不調を根本から改善していきたい人にピッタリです。
即効性やリラクゼーションを求める方はご遠慮ください。
詳しくはHPにて。
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