一般に、痛いのは別として強刺激を求める方は一定数いらっしゃいます。マッサージ、バキバキの施術、電気治療、なんでも強めが好き。強くすることで終わった後がスッキリするし、軽くなる。弱い刺激では物足りない。
需要と供給が一致していれば、別にいいのではないかと思います(当院では提供しませんが)。しかし、「根本改善」という観点で考えると、ほぼ意味のない(場合によってはマイナス)行為です。
ここを説明する理論は沢山あるのですが、今回は「アルント・シュルツの刺激法則」をご紹介します。
①微弱な刺激は神経機能を覚醒する
②弱い刺激は神経機能を興奮させる
③強い刺激は神経機能を減退させる
④最強の刺激は神経機能を静止させる
この理屈で行くと、強い刺激を受けると、神経機能は減退・停止します。つまり、凝っている部位に強い刺激を加えるということは、その個所の神経機能を鈍らせる行為です。神経が鈍れば、痛覚なども弱くなるので、痛みが弱まり、良くなったような感覚になる。しかし、実際には痛覚を麻痺させているような行為に過ぎません。
弱刺激によって、神経機能を活性化させる方が「自然に治る力」を引き出しそうな感じですね。もちろん、刺激の強さだけでなく「どこにどういった刺激を加えるか」も非常に重要なのですが。
あまり強い刺激は、筋組織を傷つけることにも繋がりかねません。「もっと、もっと」になる前に、方向転換を検討してはいかがでしょうか。
大田区大森の首専門施術院です。
病院や他の治療で改善されなかった痛み・不調を専門に扱っています。
ストレートネック、スマホ首、頸椎ヘルニア、手のしびれ、目まい、ねこぜ、その他の首や肩に関わる不調を根本から改善していきたい人にピッタリです。
即効性やリラクゼーションを求める方はご遠慮ください。
詳しくはHPにて。
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