2022年6月30日木曜日

首が悪い=頚椎が悪いって誰が決めたの?

「首を動かして痛みがある」時に、「頸椎に問題がある」という考え方は、かなり一般的に浸透しています。
実際、整形外科でも、まずはレントゲン検査で頸椎に異常がないかを撮影しますよね。

正直、これ、あまり意味がないなあと思っています。

僕は首の専門家ですが、ハッキリ言って施術では頸椎には全く触りません。検査くらいは行いますが、アプローチの対象に頸椎は含まれません。それでもしっかりと結果は出ます。

頸椎に直接アプローチする施術をイメージしてみましょう。
頸椎牽引、首をバキバキ鳴らすアプローチなど。
どれも、効果をあまり感じないか、一時的な症状の軽減にとどまっていますよね。

理由は色々とあるのですが、結論として、「動かした時の首の痛み」に関しては、頸椎はほぼ関与しません。

なぜか?それは、そもそも頸椎は「よく動く関節」だからです。

痛みとは感覚です。痛い場所があっても、実際にそれを感じているのは、脳や脊髄といった中枢神経の反応です。
そして、動きの激しい関節は、この動きによる痛みの反応メカニズムには関与しません。
反応するのは、あまり動きのない「不動関節」と言われる、お身体を支える関節です。これらの不動関節の反応にエラーが起きた結果として、代償的に首が痛みを感じているに過ぎません。

なので、首の痛みに対して頸椎を触る必要は「全くない」と言い切ることができます。
施術理論には色々なものがありますので、僕がお伝えしていることも「ポジショントーク」と言えば、それまでになります。ですが、頸椎に対する施術を受けていて、あまり効果が感じられない場合、「そもそも頸椎に触る必要があるのか」ということも考えて相談してみてくださいね。

大田区大森の首専門施術院です。

病院や他の治療で改善されなかった痛み・不調を専門に扱っています。

ストレートネック、スマホ首、頸椎ヘルニア、手のしびれ、目まい、ねこぜ、その他の首や肩に関わる不調を根本から改善していきたい人にピッタリです。

即効性やリラクゼーションを求める方はご遠慮ください。

詳しくはHPにて。

https://www.sakura-omori.com

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